英ジャガー、サイバー攻撃で生産・販売に混乱

インド自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー（ＪＬＲ）は２日、サイバー攻撃を受け、販売と生産活動が「深刻な混乱」に陥っていると発表した。ジャガー・ランドローバーのロゴマーク。ニューデリーで４月に撮影（２０２５年　ロイター／Priyanshu Singh）

[２日 ロイター] - インド自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー（ＪＬＲ）は２日、サイバー攻撃を受け、販売と生産活動が「深刻な混乱」に陥っていると発表した。

影響を軽減するためにシステムを停止しており、混乱のない態勢での再開に向けて取り組んでいるとした。現段階で顧客データが盗まれた証拠は見つかっていないという。

ＪＬＲは７月、電気自動車（ＥＶ）の「レンジローバー」と「ジャガー」について、追加試験実施の必要性に加え、需要回復を待つために発売を延期すると発表していた。サイバー攻撃による混乱は苦境に追い打ちをかける形となった。