ニュース速報
ビジネス

午前の日経平均は大幅続伸、米株高引継ぎ昨年12月の戻り高値更新

2025年06月30日(月)12時13分

 6月30日、前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比659円03銭高の4万0809円82銭と大幅続伸した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比659円03銭高の4万0809円82銭と大幅続伸した。前週末の米国株高の流れを引き継ぎ、半導体関連株を中心に幅広く物色され、前営業日比で一時701円75銭高の4万0852円54銭まで上昇し、年初来高値を更新。チャート上の強力な節目として意識されている昨年12月27日の取引時間中に付けた戻り高値4万0398円23銭を上回った。

日経平均は昨年12月の戻り高値を更新したことで、チャート上の節目は昨年7月に付けた最高値4万2426円77銭を残すのみとなっている。ただ、急ピッチな上昇で警戒感も生じており、好需給が支える状況という。

市場で注目されているのは、3月期企業の配当金の再投資による現物買いと、12月期企業の配当再投資に絡んだ先物買い。「明確な買い材料が見当たらないため、環境面で理屈では語れない相場展開となってきた。当面は配当金の再投資など好需給に支えられることになる」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれた。

TOPIXは0.96%高の2867.82ポイントで午前の取引を終了し、年初来高値を更新した。東証プライム市場の売買代金は2兆4373億9100万円だった。

東証33業種では、海運業、輸送用機器を除き、精密機器、情報・通信業、その他金融業など31業種が値上がりした。

個別では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど半導体関連株が物色されたほか、ソフトバンクグループも堅調。三菱重工業が連日の年初来高値更新となったが、日立製作所、ホンダなどがさえない。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1288銘柄(79%)、値下がりは275銘柄(16%)、変わらずは63銘柄(3%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

コラム:日本車で強さ際立つトヨタ、関税課される米国

ビジネス

ダイハツ、滋賀と大分の完成車工場で稼働一時休止 部

ワールド

英GDP、第1四半期確報は前期比+0.7% 1年ぶ

ビジネス

日米関税協議、五里霧中の状況「変わらない」=赤沢再
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 3
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。2位は「身を乗り出す」。では、1位は?
  • 4
    メーガン妃への「悪意ある中傷」を今すぐにやめなく…
  • 5
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 6
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
  • 7
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 8
    自撮り動画を見て、体の一部に「不自然な変形」を発…
  • 9
    突出した知的能力や創造性を持つ「ギフテッド」を埋…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々と撤退へ
  • 3
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 4
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 8
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 9
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 10
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中