ニュース速報
ビジネス
中東紛争、金融市場は冷静に反応 成長に悪影響も=ECB副総裁
2025年06月26日(木)20時12分

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁(写真)は26日、金融市場は中東紛争の激化に冷静に反応しているが、中東情勢がユーロ圏の経済成長に悪影響を及ぼす可能性があると述べた。5日撮影(2025年 ロイター/Heiko Becker)
[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は26日、金融市場は中東紛争の激化に冷静に反応しているが、中東情勢がユーロ圏の経済成長に悪影響を及ぼす可能性があると述べた。
金融イベントで「地政学的リスクに対する市場の認識は全体として非常に穏やかであり、ここ数日の展開を考えると、市場は驚くほど冷静だ」と指摘。
ただ「市場は地政学リスクを二者択一的に、オンかオフかで評価する傾向がある」と述べた。
その上で「何が起きるか予測するのは不可能だが、情勢がユーロ圏の成長に悪影響を及ぼす可能性は十分にある」と述べた。