アマゾン、豪データセンターに5年間で130億ドル投資へ

6月14日、米アマゾン・ドット・コムはブログへの投稿で、2025─29年にかけてオーストラリアのデータセンターインフラの拡大、運営、維持に200億豪ドル(129億7000万米ドル)を投じると発表した。写真はアマゾンの豪サービスのページ。2017年12が鵜t撮影(2025年 ロイター/Thomas White)
[14日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは14日、ブログへの投稿で、2025─29年にかけてオーストラリアのデータセンターインフラの拡大、運営、維持に200億豪ドル(129億7000万米ドル)を投じると発表した。人工知能(AI)能力の強化が狙い。
この投資は同社がオーストラリア向けに行なう技術投資としては最大となる。新たなサーバー容量の拡大と生成AIワークロードの支援に資金を充当する。
アマゾンはまた、ビクトリアとクイーンズランド両州に新たに3つの太陽光発電所の設立にも投資し、3カ所合計で170メガワット超の容量を購入する意向だ。
アルバニージー首相はXへ「オーストラリアのデータセンターへのアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の200億豪ドルの投資は、われわれの将来を築き、経済と生産性を向上させる。これはわが国に対する強力な信任票だ」と投稿した。
アマゾンのほか、マイクロソフトやグーグルなどの企業も、市場シェアを確保し、AIワークロード要件を満たすためにデータセンター向け投資を拡大している。
アマゾンは9日、米ペンシルバニア州のデータセンター拡大に少なくとも200億ドルを投資する計画を発表したばかり。6月初めにはノースカロライナ州に100億ドル、台湾の新しいクラウドインフラに50億ドル強をそれぞれ投じる方針も明らかにしている。