韓国、第2次補正予算案を19日に閣議上程へ 景気支援強化

韓国政府は、第2次補正予算案を19日に閣議に上程する。先月13兆8000億ウォン(101億3000万ドル)規模の第1次補正予算を可決したが、国内経済は米国の関税や個人消費の低迷で打撃を受けており、景気を下支えする。ソウルの市場で2024年12月撮影(2025年 ロイター/Ju-min Park)
[ソウル 16日 ロイター] - 韓国政府は、第2次補正予算案を19日に閣議に上程する。先月13兆8000億ウォン(101億3000万ドル)規模の第1次補正予算を可決したが、国内経済は米国の関税や個人消費の低迷で打撃を受けており、景気を下支えする。
大統領府報道官が16日明らかにした。国民生活の回復を支援する支出が盛り込まれ、閣議で審議される。
今月4日に就任した李在明・大統領は、個人消費を喚起するため、拡張的な財政政策や現金給付に近い措置を求めている。企画財政省高官によると、食品価格上昇の負担を和らげる支出が盛り込まれる見通し。
政府はインフレに関する別の会議で、石油製品の優遇税制措置を8月末まで2カ月延長することを決定。中東情勢の緊迫化を受けた原油急騰に対応する。
また、食品の値上がりに対応するため、財政支援と輸入割当の拡大を導入した。自動車購入に適用する減税も年末まで延長し、自動車産業を支援する。