最新記事
アメリカ

米ミネソタ州議員襲撃、容疑者逮捕と報道...「中絶が犯行動機の1つ」連邦上院議員

2025年6月16日(月)17時09分
ミネソタ州で民主党に所属する州議会議員2人とその配偶者が警官を装った男に銃撃され、議員1人と夫が死亡した事件

米中西部ミネソタ州で民主党に所属する州議会議員2人とその配偶者が警官を装った男に銃撃され、議員1人と夫が死亡した事件で、なお逃走中のバンス・ルーサー・ボルター容疑者(57)の行方を警察は15日も追っている。写真は6月15日、セントポールで撮影(2025年 ロイター/Tim Evans)

米中西部ミネソタ州で民主党に所属する州議会議員2人とその配偶者が警官を装った男に銃撃され、議員1人と夫が死亡した事件で、警察は15日、逃走していた容疑者の男を逮捕した。ABCニュースが関係者の話として報じた。

ABCニュースによると、男は同州グリーンアイル近郊にある自身の農場近くで逮捕された。州当局は逮捕に関するコメント要請に現時点で応じていない。

同州ラムジー郡の保安官事務所は、拘束されたバンス・ルーサー・ボルター容疑者(57)とみられる写真をソーシャルメディアに投稿した。

当局はこれより先、ミネアポリスの南西で容疑者の車や帽子、その他の所持品を発見したが、容疑者自身は見つかっていないとしていた。

ミネソタ・スター・トリビューン紙が当局者の話として伝えたところによると、容疑者が残した標的リストには中絶提供者のほか、昨年の民主党副大統領候補でもあったウォルズ氏や、2020年大統領選で候補指名を目指していたエイミー・クロブシャー連邦上院議員を含む数十人のミネソタ州民主党関係者が含まれていた。

クロブシャー氏はNBCの番組で「リストに載っていた団体を見ると、中絶が犯行動機の一つだ」と語った。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ニューズウィーク日本版 コメ高騰の真犯人
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年6月24日号(6月17日発売)は「コメ高騰の真犯人」特集。なぜコメの価格は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、イラン・イスラエル仲介用意 ウラン保管も=

ワールド

イラン核施設、新たな被害なし IAEA事務局長が報

ビジネス

インド貿易赤字、5月は縮小 輸入が減少

ワールド

イラン、NPT脱退法案を国会で準備中 決定はまだ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?...「がん」「栄養」との関係性を管理栄養士が語る
  • 3
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 4
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 5
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されず…
  • 6
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 7
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 8
    メーガン妃とキャサリン妃は「2人で泣き崩れていた」…
  • 9
    さらばグレタよ...ガザ支援船の活動家、ガザに辿り着…
  • 10
    ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 8
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 9
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中