午後3時のドルは145円前半へ下落、米国債格下げで売り一巡後は買い戻し

5月19日 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の145円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
Atsuko Aoyama
[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の145円前半で取引されている。格付け会社ムーディーズ・レーティングスによる米国債格下げで早朝からドル売り優勢となったが、下げが一巡すると下値では買いも入った。
ドルは早朝の取引で、146円近辺から145円前半まで70銭ほど下落。仲値公示前後でドル売りが再び強まり、144.80円まで下げて1週間半ぶり安値を更新したが、午後に入ると145.30円台まで値を戻す場面もあった。
格付け会社ムーディーズ・レーティングスは16日、米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に引き下げた。
あおぞら銀行チーフ・マーケット・ストラテジストの諸我晃氏は、ムーディーズ以外が既に最上位から格下げ済みで予想はされていたものの、実際に動きが出ると金利上昇・ドル売りの圧力がかかるとの見方を示した。下げが限定的にとどまっている背景として、格下げリスクをある程度織り込み、米債やドルを外す動きが既に入っていた可能性があると指摘した。
米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物非商業部門の取り組み状況によると、投機筋の円買いは13日時点で差し引き17万2268枚と、6日時点から減少したものの、過去最大級の17万枚超を維持した。
円の対ドル取引で「プット(売る権利)」から「コール(買う権利)」の需要を差し引いたリスクリバーサル(1カ月物)は、米国売りが加速しドルが140円を割り込んだ1カ月前の水準までマイナス値が拡大した。マイナス幅が大きいほど円買い需要が強いことを示す。
週内には日米財務相会談が実施されると見込まれており、円安是正の思惑も依然としてくすぶっている。あおぞら銀の諸我氏は、リスクリバーサルのマイナス値拡大は市場参加者が円高への準備ができていることを意味していると指摘。円安是正に言及があるかなど材料次第ではあるものの、利益確定の動きも重なってドル/円が一気には下がらない可能性もあるとの見方を示した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.16/145.18 1.1184/1.1186 162.37/162.38
午前9時現在 145.23/145.25 1.1188/1.1190 162.51/162.52
NY午後5時 145.62/145.64 1.1163/1.1164 162.55/162.58
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