エヌビディアのAIサーバー米国生産、来年対応可能=ウィストロン

5月16日、台湾の電子機器メーカー、ウィストロン(緯創資通)は、顧客である米半導体大手エヌビディアのための新しい在米製造施設が来年にも準備が整うとし、他の顧客候補とも交渉を進めていると明らかにした。写真は、ロサンゼルスで開催されたイベントで掲示されたエヌビディアのロゴ。2017年7月、ロサンゼルスで撮影(2017年 ロイター/Mike Blake)
[台北 16日 ロイター] - 台湾の電子機器メーカー、ウィストロン(緯創資通)は16日、顧客である米半導体大手エヌビディアのための新しい在米製造施設が来年にも準備が整うとし、他の顧客候補とも交渉を進めていると明らかにした。
施設の一部はエヌビディアがAI(人工知能)サーバーを米国で生産する計画をサポートするために使用される。
エヌビディアは4月、テキサス州にスーパーコンピューター製造工場を建設する計画を発表。ヒューストンで鴻海(ホンハイ)精密工業、ダラスでウィストロンと提携した。両工場とも12─15カ月以内に生産を増やす予定だ。
ウィストロンの林建勲最高経営責任者(CEO)は「顧客の発表通りだと思う。われわれの進展具合は顧客次第となる」と述べ、エヌビディアの発表後、初めて公の場でコメントした。エヌビディア以外の顧客名には触れなかった。