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午後3時のドルはじり高156円半ば、1週間半ぶり高値

2024年05月14日(火)16時06分

 5月14日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の156円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 14日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の156円半ばで取引されている。円は安値圏で弱含む展開が続き、ドルは介入と見られる売りで急落した2日以来の高値を更新した。

東京市場のドルは、特段の手掛かりが見当たらない中でも底堅い展開となり、朝方の156円前半からじりじりと上昇。市場筋によると、実需や短期筋など幅広い向きの買いが支えになり、一時156.54円まで買われた。

市場では、イエレン米財務長官がブルームバーグとのインタビューで、主要7カ国(G7)の為替介入に否定的な見解を示したことに関心を寄せる声が出ていた。

長官は4月下旬に行われたロイターとのインタビューでも同様の見解を発言していたが、市場では「あらためて日本の介入にくぎを刺したのではないか」(大手銀関係者)との見方が出回り、円売りムードが強まったという。

きょうの東京円債市場では、前日に日銀が国債買い入れオペを減額したことなどを受けて、国債金利が幅広い年限で上昇。10年債利回りが0.965%と昨年11月につけた10年ぶり高水準へ迫ったほか、2年債利回りが15年ぶり、30年債が13年ぶり水準へ上昇した。

しかし、円相場への影響は限られた。日銀が今後利上げに踏み切っても、日米金利差が大きく広がった状況はほとんど変わらず「円が売られやすい構図に変化はあまりない」(外銀アナリスト)という。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.41/156.44 1.0784/1.0788 168.70/168.74

午前9時現在 156.23/156.24 1.0790/1.0794 168.60/168.61

NY午後5時 156.20/156.23 1.0788/1.0791 168.53/168.57

ロイター
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