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米キャンベル、2─4月期は実質利益が予想上回る 通期見通しは維持

6月7日、米食品大手キャンベル・スープが発表した第3・四半期(2─4月)決算は、特殊要因を除いた1株利益が0.68ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.64ドルを上回った。ニューヨークで2017年撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
[7日 ロイター] - 米食品大手キャンベル・スープが7日発表した第3・四半期(2─4月)決算は、特殊要因を除いた1株利益が0.68ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.64ドルを上回った。
売上高は22億3000万ドルで、アナリスト予想と一致した。
キャンベルやクラフト・ハインツ、ケロッグなど加工食品メーカーは、サプライチェーン(供給網)の目詰まりやロシア・ウクライナ戦争に起因する投入コスト上昇の影響に対応するために値上げを行っている。
これによりキャンベルの第3・四半期の売上高は5%増加する一方、利幅は31.2%から30%に縮小した。
通期売上高について同社は8.5─10%増の従来予想を据え置いた。アナリスト予想は9.5%増。調整後1株利益も2.95─3ドルの従来予想を維持。アナリスト予想の3.01ドルを小幅に下回った。
第3・四半期利益は予想を上回ったものの、通期業績予想を据え置いたことが、上方修正を期待していた投資家を失望させ、同社株価は一時9%下落した。