ニュース速報

ビジネス

米キャンベル、2─4月期は実質利益が予想上回る 通期見通しは維持

2023年06月08日(木)09時31分

 6月7日、米食品大手キャンベル・スープが発表した第3・四半期(2─4月)決算は、特殊要因を除いた1株利益が0.68ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.64ドルを上回った。ニューヨークで2017年撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[7日 ロイター] - 米食品大手キャンベル・スープが7日発表した第3・四半期(2─4月)決算は、特殊要因を除いた1株利益が0.68ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.64ドルを上回った。

売上高は22億3000万ドルで、アナリスト予想と一致した。

キャンベルやクラフト・ハインツ、ケロッグなど加工食品メーカーは、サプライチェーン(供給網)の目詰まりやロシア・ウクライナ戦争に起因する投入コスト上昇の影響に対応するために値上げを行っている。

これによりキャンベルの第3・四半期の売上高は5%増加する一方、利幅は31.2%から30%に縮小した。

通期売上高について同社は8.5─10%増の従来予想を据え置いた。アナリスト予想は9.5%増。調整後1株利益も2.95─3ドルの従来予想を維持。アナリスト予想の3.01ドルを小幅に下回った。

第3・四半期利益は予想を上回ったものの、通期業績予想を据え置いたことが、上方修正を期待していた投資家を失望させ、同社株価は一時9%下落した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

タイ中銀、政策金利を0.25%引き上げ 予想外の利

ビジネス

今年の中国成長率は5%強に、「日本化」懸念せず=人

ビジネス

独消費者信頼感指数、10月は-26.5に低下=Gf

ワールド

メキシコ、南部国境に移民集中 北部にも流入

MAGAZINE

特集:日本化する中国経済

特集:日本化する中国経済

2023年10月 3日号(9/26発売)

バブル崩壊危機/デフレ/通貨安/若者の超氷河期......。失速する中国経済が世界に不況の火種をまき散らす

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    「可愛すぎる」「飼いたくなった」飼い主を探して家中さまよう子ヤギ、その必死さにネット悶絶

  • 3

    西日本最大級のグルメイベント「全肉祭」 徳島県徳島市にて10/20~10/22に第4回開催決定!

  • 4

    ロシア黒海艦隊、ウクライナ無人艇の攻撃で相次ぐ被…

  • 5

    ウクライナが手に入れた英「ストームシャドウ」ミサ…

  • 6

    中国高官がまた1人忽然と消えた...中国共産党内で何…

  • 7

    「中流階級」が50%以下になったアメリカ...縮小する…

  • 8

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 9

    中央アジアでうごめく「ロシア後」の地政学

  • 10

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...…

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

  • 3

    最新兵器が飛び交う現代の戦場でも「恐怖」は健在...「スナイパー」がロシア兵を撃ち倒す瞬間とされる動画

  • 4

    常識破りのイーロン・マスク、テスラ「ギガキャスト」に…

  • 5

    これぞ「王室離脱」の結果...米NYで大歓迎された英ウ…

  • 6

    「ケイト効果」は年間1480億円以上...キャサリン妃の…

  • 7

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 8

    J.クルーのサイトをダウンさせた...「メーガン妃ファ…

  • 9

    ロシアに裏切られたもう一つの旧ソ連国アルメニア、…

  • 10

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 1

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 2

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部隊がロシア軍の塹壕に突入

  • 3

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 4

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 5

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 6

    サッカー女子W杯で大健闘のイングランドと、目に余る…

  • 7

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 8

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 9

    墜落したプリゴジンの航空機に搭乗...「客室乗務員」…

  • 10

    ロシア戦闘機との銃撃戦の末、黒海の戦略的な一部を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中