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米国株式市場は上昇、税制改革への期待で
８月２２日、米国株式市場は、主要株価指数が上昇して取引を終えた。税制改革と債務上限に関する有力議員の発言を受けて投資家の間で楽観的な見方が広がった。ニューヨーク証券取引所で撮影（２０１７年 ロイター/Brendan McDermid）
［２２日 ロイター］ - ２２日の米国株式市場は、主要株価指数が上昇して取引を終えた。税制改革と債務上限に関する有力議員の発言を受けて投資家の間で楽観的な見方が広がり、主要３指数はいずれも過去１週間余りで最大の上昇率となった。
米下院のライアン議長は２２日、ＣＮＮに対して、税制改革法案について共和党議員の間で合意が形成されているため、医療保険制度改革（オバマケア）代替法案よりも通過が容易だと話した。
また複数のメディアによると、米上院共和党のマコネル院内総務は２１日、連邦政府の債務上限引き上げに「失敗する可能性はない」と述べ、米政府が債務不履行に陥るとの懸念を和らげた。
ＵＳバンク・ウェルス・マネジメントのエリック・フリードマン最高投資責任者（ＣＩＯ）は、この日の相場を動かした要因の１つは税制改革が実現する可能性が高まったことだったと説明した。
投資家はまた、ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるシンポジウムでのイエレン米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長の講演から米金融政策の手掛かりを探ろうとしている。
ホワイトハウス発の重要な報道がなかったことや、米国と北朝鮮間の対立で進展がなかったことを背景に、投資家の間でハイテク株を買い戻す動きが優勢になった。
セクター別ではハイテク株が相場をけん引。Ｓ＆Ｐ情報技術株指数<.SPLRCT>は１．５％上昇して４営業日ぶりに反発した。また素材株はコモディティ価格と金属価格の上昇に支えられ、Ｓ＆Ｐ素材株指数<.SPLRCM>は１％余り上昇して６月中旬以降で最大の上げとなった。
個別銘柄では、鉱業のフリーポート・マクモラン
百貨店のメーシーズ
靴小売チェーンのＤＳＷ
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は２．６６対１だった。ナスダックも２．４０対１で上げ銘柄が下げ銘柄を上回った。米取引所の合算出来高は約５２億４０００万株で、直近２０営業日の平均である６２億８０００万株より少なかった。
終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株３０種 21899.89 +196.14 +0.90 21739.78 21912.83 21738.13 <.DJI>
前営業日終値 21703.75
ナスダック総合 6297.48 +84.35 +1.36 6241.21 6302.84 6241.21 <.IXIC>
前営業日終値 6213.13
Ｓ＆Ｐ総合５００種 2452.51 +24.14 +0.99 2433.75 2454.77 2433.67 <.SPX>
前営業日終値 2428.37
ダウ輸送株２０種 9200.94 +79.01 +0.87 <.DJT>
ダウ公共株１５種 743.18 +1.77 +0.24 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1081.64 +17.12 +1.61 <.SOX>
ＶＩＸ指数 11.35 -1.84 -13.95 <.VIX>
Ｓ＆Ｐ一般消費財 710.33 +7.35 +1.05 <.SPLRCD>
Ｓ＆Ｐ素材 340.61 +4.05 +1.20 <.SPLRCM>
Ｓ＆Ｐ工業 579.20 +6.37 +1.11 <.SPLRCI>
Ｓ＆Ｐ主要消費財 569.50 +0.21 +0.04 <.SPLRCS>
Ｓ＆Ｐ金融 410.91 +4.26 +1.05 <.SPSY>
Ｓ＆Ｐ不動産 199.42 -0.22 -0.11 <.SPLRCREC>
Ｓ＆Ｐエネルギー 457.72 +3.15 +0.69 <.SPNY>
Ｓ＆Ｐヘルスケア 915.40 +10.57 +1.17 <.SPXHC>
Ｓ＆Ｐ電気通信サービス 158.47 +1.39 +0.89 <.SPLRCL>
Ｓ＆Ｐ情報技術 993.90 +14.24 +1.45 <.SPLRCT>
Ｓ＆Ｐ公益事業 276.88 +0.55 +0.20 <.SPLRCU>
ＮＹＳＥ出来高 6.88億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 19485 + 145 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 19480 + 140 大阪比 <0#NIY:>
(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
