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米国株はまちまち、年内利上げ意識し金融株に買い

2015年11月07日(土)09時16分

11月6日、米国株式市場はまちまち。10月の米雇用統計の発表で利上げが近いことが意識され、金融株が買われた。 写真は21013年5月、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 6日の米国株式市場はまちまちで取引を終えた。力強い10月の米雇用統計の発表で利上げが近いことが意識され、金利上昇が追い風になる金融株が買われた。一方で公益株などが売られた。

この日発表の米雇用統計では、非農業部門の就業者数の伸びが2014年の12月以来の高水準となったほか、失業率も5.0%と08年4月以来の水準にまで低下した。

ダウ工業株30種平均は46.90ドル(0.26%)高の1万0910.33ドルで取引を終えた。ナスダック総合指数は19.38ポイント(0.38%)高の5147.12だった。一方、S&P総合500種指数は0.73ポイント(0.03%)安の2099.20となった。

週間では3指数とも6週続伸となった。

S&P金融株指数は約1.1%の値上がり。利上げによって銀行は利ざやの増加が見込まれる。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、シティグループはそれぞれ3%台の上昇となった。

一方、S&P公益株指数は約3.6%の値下がり。一般消費財指数も1.1%安だった。原油価格の下落でエネルギー株指数も約0.4%下落した。

騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では下げが1931で上げ1186(1.63対1)だった。逆にナスダックは上げ1726で下げが1086(1.59対1)だった。

ロイター
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