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ESM、運用指針の修正要請 マイナス金利で収益悪化
2015年05月29日(金)19時42分
[ベルリン 29日 ロイター] - 欧州安定メカニズム(ESM)が、運用収益の低迷を受け、資金運用の指針修正を求めていることが明らかになった。
ロイターが入手したESMとドイツ財務省の文書によると、ESMの払込資本800億ユーロ(876億ドル)の52%は、マイナス金利の資産で運用されており、払込資本に損失が発生する恐れがある。
ESMは損失を回避するため、従来よりも格付けの低い資産での運用を望んでいる。
ESMは財政難に陥ったユーロ圏加盟国を支援するため、加盟国の出資で2012年に発足した。
文書によると、ドイツ財務省は、議会予算委員会に指針の変更を認めるよう要請。変更には一部加盟国の議会の承認が必要になる。
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