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米国株式市場は続落、軟調な経済指標が重し
4月1日、米国株式市場は続落して引けた。この日発表の米経済指標が予想より悪かったことで、米経済成長や第1・四半期の企業業績に対する懸念が広がった。写真はニューヨーク証券取引所。1月撮影(2015年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 1日の米国株式市場は続落して引けた。この日発表の米経済指標が予想より悪かったことで、米経済成長や第1・四半期の企業業績に対する懸念が広がった。
ダウ工業株30種<.DJI>は77.94ドル(0.44%)安の1万7698.18ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は20.65ポイント(0.42%)安の4880.23。
S&P総合500種<.SPX>は8.20ポイント(0.40%)安の2059.69。
3月のADP民間雇用者数は18万9000人と2014年1月以来の低い伸びとなり、米供給管理協会(ISM)の3月製造業景気指数も1年10カ月ぶりの低水準。第1・四半期の経済成長がかなり減速した兆しがあらためて示された。
3月の販売が減少した自動車のゼネラル・モーターズ(GM)
S&Pヘルスケア指数<.SPXHC>は1.2%安で、セクター別で最も下げがきつかった。
農業関連・種子開発のモンサント
エネルギー株も買われ、石油のコノコフィリップス
投資家の間では、間もなく始まる第1・四半期の決算発表シーズンへの不安も広がっている。多国籍企業の業績がドル高で打撃を受けた可能性があるとみられており、トムソン・ロイターのデータでは利益見通しは年初以降、急速に下振れしてきた。
ウェドブッシュ・エクイティ・マネジメントのスティーブン・マソッカ最高投資責任者(CIO)は「市場参加者は業績と景気の弱さを心配し続けている」と指摘した。
BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約69億株で、過去5営業日平均の65億株を上回った。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1621で下げ1416(比率は1.14対1)、ナスダックが下げ1449で上げ1280(1.13対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 17698.18(‐ 77.94)
前営業日終値 17776.12(‐200.19)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4880.23(‐20.65)
前営業日終値 4900.88(‐46.56)
S&P総合500種<.SPX>
終値 2059.69(‐ 8.20)
前営業日終値 2067.89(‐18.35)