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中国「4歳のマイケル」に見る素人バブル

2010年05月26日(水)00時16分


 台湾版スーザン・ボイルの次は、中国の4歳の「プリンス・オブ・ポップ」。MJそっくりのコスチュームでムーンウォークを披露する"小宝(Xiao Bao)"こと王一鳴(Wang Yiming)くんが話題になっている。

 ロイター通信の記事によれば、一鳴くんは未熟児で生まれ、筋肉を鍛えるためにと医者が音楽を聞かせることを両親にすすめた。0歳児のときから音楽を盛んに聞かせるようになると、メロディーが流れると泣き止み、両親が驚くほどのリズム感を見せ始めたという。

 2歳のときにダンスを始め、今ではムーンウォークのほか、『ビリー・ジーン』『今夜はビートイット』『デンジャラス』などマイケルの代表曲のダンスを軒並みマスターしているという。今年2月に米ケーブル局のトークショーで「アメリカ・デビュー」を果たし、上海万博でもパフォーマンスを披露した。

 気になる踊りっぷりはこちら。


3歳の時

トークショーでアメリカでビュー(The Ellen DeGeneres Show)

ハリウッド・ブールバードにて


 確かに、かわいい。しかし正直言って、「天才」(中国のメディア)とか「インターナショナル・センセーション」(ロイターの記事)というほどのものだろうか。お遊戯会レベルとまでは言わないが、ネットを少し探してみたら、音楽やダンスでこれくらいのパフォーマンスを見せる4歳児はすぐに何人も見つかった。

 スーザン・ボイルのおかげで、今や世界全体がアメリカン・アイドル状態。意外なスターが次々と現れるのは結構だが、評価がインフレ気味になっているような気がしてならない。

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竹田圭吾

1964年東京生まれ。2001年1月よりニューズウィーク日本版編集長。

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