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米大統領後継者はバンスかルビオか...イラン戦争が及ぼす影響

2026年3月30日(月)14時50分
1月9日、ホワイトハウスで、石油業界幹部との会合に出席したトランプ米大統領(中央)。左がバンス副大統領、右はルビオ国務長官。REUTERS/Kevin Lamarque

1月9日、ホワイトハウスで、石油業界幹部との会合に出席したトランプ米大統領(中央)。左がバンス副大統領、右はルビオ国務長官。REUTERS/Kevin Lamarque

イランとの戦闘が、トランプ米大統領(共和党)の政治的遺産を脅‌かす恐れがある中、忠実な部下であるバンス副大統領(41)とルビオ国務長官(54)の政治的なリスクも高まっている。

トランプ氏の​有力な後継者と目される2人は、共和党が2028年の次期大統領選の候補を検討し始めている時に、戦争終結に向けた発展途上の交渉に巻き込まれることになった。

バンス氏は米軍の長期的な関与を巡る懐疑的な姿勢を反映し、慎重な態度⁠を取っている。一方、ルビオ氏はトランプ氏の強硬姿勢にしっ​かりと歩調を合わせ、今回の作戦に関して政権内で最も声高な擁護者の1人として台頭してきた。

トランプ氏は、2人がイランに対して核開発計画と弾道ミサイル計画を停止させ、ホルムズ海峡の自由な通航を認めるという米国の要求を受け入れさせるための努力に関わっていると主張する。

トランプ氏は任期制限のため次期大統領選に出馬できない中で、支持者や顧問に対し非公式な場で「バンスか、ルビオか」と後継者問題について問いかけていることが、トランプ氏の考え方に詳しい関係者2人の話で明らかになった。

政治アナリストや共和党幹部は、現在5週目に入った米軍の軍事作戦の結果が2人の次期大統領選の展望を⁠左右すると見ている。米国に有利な形で早期に終結すれば、トランプ氏の国家安全保障顧問も兼任しており、危機の際に安定した手腕を示したと見なされるルビオ氏にとって追い風になる可能性がある。

これに対し、紛争が泥沼化すれば、バンス氏にとっては好機となる。トランプとの決定的な亀裂を避けつつも、反⁠戦を本能的に望む​トランプ支持層の声を代弁しているのは自分だ、と主張する足がかりを得られるからだ。

トランプ氏自身の地位もまた揺らいでいる。ロイター/イプソスが先週実施した調査によると、燃料価格の急騰とイランでの戦闘に対する広範な反発が響き、トランプ氏の支持率はここ数日間で2期目開始以来の最低となる36%に下落した。

共和党員の一部は、トランプ氏がイラン紛争の進展につれてどちらの側近を重用するのか注視していると話す。トランプ氏がルビオ氏に傾いている兆候が見られると指摘する声もあるが、彼の考えはすぐに変わる可能性もあると注意を促している。

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