地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「5つのシナリオ」とは
Five Iran Scenarios
米世論は党派にかかわらず地上侵攻に否定的(写真はバージニア州の基地で演習を行う海兵隊) JOSHUA KUMAKAWーU.S. MARINE CORPS
<予想外の長期化で急に現実味を増してきた地上軍派遣は、戦争の性質と範囲を大きく変える恐れがある>
アメリカとイスラエルがイランを爆撃することで始まった「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」作戦が、新たな局面を迎えようとしている。これまで空と海からの攻撃に徹してきたアメリカが、地上部隊の投入を検討しているというのだ。
この作戦は、イランのミサイル能力を破壊し、海軍を弱体化させ、核兵器開発を阻止することを明確な目標に掲げてきた。ところが戦況の急速な進展に伴い、米トランプ政権は軍の柔軟性を確保するため、「数千人規模の兵士」を派遣する可能性を検討しているとロイター通信は報じた。
これは数週間前には考えられなかった展開であり、戦争の性質と範囲を大きく変える可能性がある。
もし、アメリカが本当にイランに地上軍を派遣した場合、考えられるシナリオは5つある。イランが保有する高濃縮ウランを押収すること、石油の輸出拠点であるカーグ島を占拠すること、海岸からホルムズ海峡の安全な通航を確保すること、ガス田など重要エネルギーインフラを防衛すること、そしてイラク戦争のような全面侵攻だ(これはほぼあり得ないだろう)。





