生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
How Wagner Group’s Shadow Network Is Infiltrating NATO
大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、トロシェフが現在国防省の下で働いていることを認め、ワグネルの人的資源はプリゴジンの私兵としてではなく、国家の指揮下で再編されることを示した。
しかし、プリゴジンが築いた仕組みそのものは解体されなかった。
アフリカでの活動は、アフリカ軍団など新たな国家統制下の組織に組み込まれ、かつてワグネルが支配的だったサヘル地域の一部で、ロシアの準軍事的存在を維持している。ブランドは廃れたが、人員や人脈、手法は残った。
FTによれば、西側情報機関は今、ワグネルのネットワークの一部が欧州での秘密工作へと軸足を移したとみている。
塹壕戦のために戦闘員を募集する代わりに、NATO諸国内の経済的に脆弱な若者を特定し、破壊行為を促していると考えられている。
接触には暗号化プラットフォーム、とりわけテレグラムが使われる。こうした構造のおかげで、実行役とロシア軍参謀本部情報総局(GRU)などの情報機関との間には距離が保たれ、ロシア政府が関与を否定できる余地を残す。





