3000人が殺されても、イラン体制は崩れない...権力を握る「3層構造」の正体
Iran’s Fortress Regime
1月21日、抗議デモが弾圧された首都テヘランで焼け焦げたバスを見つめる女性。政府はこうした現場をデモ隊の仕業として公開した MAJID SAEEDI/GETTY IMAGES
<3000人以上が殺害される規模の抗議運動が起きても、イランの体制は崩れなかった。物価高騰、通貨暴落、労働者ストライキ、聖職者への反発──不満は全国に広がっている。それでも最高指導者アリ・ハメネイを頂点とするイラン・イスラム共和国は、揺らぐ気配を見せない。その理由は民意の支持にあるのではない。体制が「崩れないように」設計されているからだ>
▼目次
謎の「最高指導者事務所」
「3層構造」が権力を握る
2025年の年末から反体制デモがイラン各地に広がるのを見て、「イラン・イスラム共和国の体制も今度ばかりは崩壊が近いのでは?」と思った人は多いだろう。
物価高騰、通貨の暴落、労働者のストライキに聖職者へのあからさまな反発。これだけ不穏な要素が重なれば、どんな体制も揺らぎかねない。
だがこれまで何度大規模な抗議運動が起きても、イランの体制に亀裂は入らなかった。抗議運動が十分に拡大しないからではない。今回は、政府発表で3000人を超える抗議者が殺害された。
体制が安泰なのは一定の民意を得ているからと解釈する向きもあるだろう。だが、それではこの国の権力構造を見誤ることになる。
問うべきは「国民が変化を求めているか否か」ではなく、「これほどの抗議運動が起きても、なぜ体制が揺るがないか」。そしてその答えは、「イランの体制がそのように構築されているから」だ。
現在のイランは最高指導者アリ・ハメネイ師を中核とした「神権治安体制」として機能している。権力機構はハメネイとその家族を中心に、3層の同心円を描く。権力はハメネイ個人に集中し、政治家の命運は最高指導者およびその息子たちとの距離で決まる。
ハメネイの統治を特徴付けるのは厳格さ、規律性、そして深い個人的使命感だ。自分を単なる政治指導者ではなく、神から使命を賜ったイスラム共和国の守護者と位置付ける。危機に直面しても行動に迷いがなく、妥協しないのは、そうした信念があるからだ。
1989年に最高指導者に選出されて以来、ハメネイは思想的に統制された治安組織を頼りに、民意よりも威圧と強制を優先する現体制を築き上げた。イランではその構造が、変化の芽をあらかじめ封じ込める。
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