「みんなあまり話をしなくなった」...在米ベネズエラ人に広がる「沈黙」と「熱狂」
The View From Miami
「みんなあまり話をしなくなった」と、店員は言う。「些細な質問でも、周囲を確認してから答える人が多い」
下手なことを言えば、ベネズエラにいる親戚が危険にさらされるかもしれない。あるいは、アメリカに滞在するための手続きに支障が生じるかもしれないと、警戒しているのだ。
トランプが、ベネズエラから避難してきた人に対する一時保護資格(TPS)を停止したから、なおさらだ。
最近のカリブ海における米軍の軍事行動活発化で、沈黙はますます重くなっている。
世論調査によると、アメリカ人のほとんどは、トランプが主張する麻薬密輸阻止のためであれ、アメリカの安全保障のためであれ、ベネズエラ攻撃に反対している。
だが、ドラルのベネズエラ系住民の意見は異なる。ニコラス・マドゥロ大統領率いる反米社会主義体制を逃れてきた彼らにとって、アメリカの軍事的な揺さぶりは、とうの昔に行われるべき措置だ。





