FRBパウエル議長が格差拡大に警鐘..米国で鮮明になる「K字型経済」
「労働市場の緩やかな冷え込みは続いている。失業率は6月から9月にかけて0.3ポイント上昇し、4月以降の雇用者数は月平均4万人増加しているが、私たちはこの数字が約6万人過大に見積もられているとみている。つまり、実際には月平均2万人の減少ということになる。さらに指摘しておきたいのは、家計調査と企業調査の両方で労働力の需要も供給も減少傾向にあることが示されている点だ」
FRBはFOMCで、大方の予想どおり政策金利を0.25ポイント引き下げ、3年ぶりの低水準となる3.5~3.75%とした。
これで3会合連続の利下げとなったが、トランプ米大統領はパウエル批判を繰り返し、より大幅な利下げを求めた。10日のFOMC後、FRBの利下げは「少なくとも倍」であるべきだと主張し、「無能なFRB」を攻撃。「この男、FRBの議長は頑固者だ」とパウエルを非難している。





