ネタニヤフ「反ユダヤ主義の豪銃撃事件はパレスチナ国家承認が原因」
‘Depraved Response to a Depraved Act’: Netanyahu Blames Attack on Australia Recognizing Palestine
ハマスの大規模侵攻があった2023年10月以降の『鉄の剣作戦』で命を落とした兵士の追悼式典に出席したネタニヤフ(10月16日、エルサレム) Alex Kolomoisky/Pool via REUTERS
<「ユダヤ人への憎悪が命を奪っているこの時期に、真の反ユダヤ主義を矮小化するなど言語道断だ」と語るのは、米国で連邦議会議員に立候補中の元銃撃事件の生存者>
*This story originally appeared in Common Dreams on May 25, 2025. It is shared here with permission under a Creative Commons (CC BY-NC-ND 3.0) license.
オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで発生したユダヤ教のハヌカの祝いの場での銃撃事件について、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、豪政府がパレスチナ国家を承認する決断をしたことが原因だと発言した。これには世界中が強く反発している。
ネタニヤフは12月15日、X(旧ツイッター)にスピーチ動画を投稿。事件を受けて、オーストラリア政府がパレスチナを国家として承認した決定に言及し、「反ユダヤ主義の火に油を注ぐ行為だ」と非難した。
今年8月、アンソニー・アルバニージー首相とペニー・ウォンはパレスチナ国家を承認する方針を発表した。イスラエルによるガザ攻撃は、国際的にジェノサイド(集団虐殺)として広く非難されている。既にカナダ、フランス、イギリスも同様の発表を行っていた。
ネタニヤフは、その後アルバニージーに送った書簡を引用した。「パレスチナ国家の承認は、反ユダヤ主義の炎に油を注ぐものだ。それはハマスのテロを正当化し、オーストラリアのユダヤ人を脅かす者を勢いづかせ、街中に広がるユダヤ人憎悪を助長する」






