「妻と娘と暮らす家のために...」高額報酬に引かれ志願した若きウクライナ兵が語る「死より怖かったこと」
火薬と遺体の臭い
若者向けの兵役募集は2月に開始された。ウクライナ軍の兵力はロシア軍に大きく劣り、焦燥感が表れていた。
志願者には最高2900ドル相当の月給と2万4000ドルのボーナス、無利子の住宅ローンが保証された。
防衛能力に詳しい上級外交官によると、ウクライナ軍の平均年齢は47歳だという。
2022年のロシアの全面侵攻以来、当初は27歳以上の男性全員に入隊が義務付けられていた。戦後ウクライナの将来にとって重要な若い世代が犠牲にならないようにという当局の考えに基づいていた。この年齢制限は昨年、25歳に引き下げられた。
ウクライナのシンクタンク「ラズムコフ・センター」で外交政策・国際安全保障を担当するオレクシイ・メルニク氏は「ウクライナ軍は今、人員に関する致命的な問題を抱えている」と指摘した。
ブロシュコフさんは入隊後、訓練キャンプでユシチェンコさんのほか、軍のコールサインだけを明かした元レストラン従業員「クズマ」さん(23)ともすぐに打ち解けた。
春の訓練期間はあっという間に過ぎた。接近戦訓練、ドローンシミュレーション、身体訓練、心理的準備、睡眠、その繰り返しだ。実戦経験が豊富な教官から、個人的な欲望を捨て、1つの戦闘部隊として団結するという信念を叩き込まれた。
若い兵士らは前線への配備が近づくにつれ、不満を口にしなくなった。疑念を持つことなく命令に従うことを学んだ。「命令を受けたら実行するのみだ」とブロシュコフさんは語った。
最初の出撃命令が下されたのは6月中旬、荒天の一日だった。
クズマさんは最初に配属された新兵の一人だった。すぐにロシア軍の無人機による攻撃を受け、死の危険にさらされたという。
この攻撃でクズマさんは腹部に重傷を負った。助けを求めて叫ぼうにも肺に煙が充満し、かすれたささやき声しか出なかった。2人の仲間に塹壕(ざんごう)へと引きずり込まれた。今も、短期間従軍した際の悪夢に悩まされていると身震いしながら語った。
「あの臭い、火薬と遺体の臭いだ」
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