米UPS貨物機が墜落...空港近くの工業地帯で大規模火災
11月4日、ケンタッキー州ルイビルのモハメド・アリ国際空港を飛び立った後、墜落したUPS2976便から立ち上る煙。 Jeff Faughender/USA Today Network via REUTERS
米航空貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の貨物機が4日、ケンタッキー州ルイビルを離陸した直後に墜落し、大規模な火災が発生した。当局によると、少なくとも4人が死亡、11人が負傷した。
UPSによると、同機には3人の乗員が乗務していた。連邦政府当局によると、全員死亡した恐れがあるという。ルイビル空港のスポークスマンは後に4人目の死亡が確認されたと述べた。
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墜落による炎が国際空港に隣接する工業地帯に燃え移ったことで、地上で1人が死亡、11人の負傷者が出たとみられる。
ケンタッキー州のベシア知事は負傷者の中には重傷を負った人もいるとし、空港付近で消火活動が続く中、死傷者の数はさらに増える見込みだと述べた。
貨物機はホノルルまでの8時間半の飛行に必要な燃料を積んでいた。
地元テレビは、墜落時の映像を放映した。離陸の際に片方の翼に火がついているのが見え、地面に激突する際には巨大な火の玉が噴出した。滑走路の先にある工業地帯の建物が炎に包まれ、濃い黒煙が立ち上がった。
米連邦航空局(FAA)は「UPS2976便は11月4日午後5時15分ごろ、ケンタッキー州ルイビルのモハメド・アリ国際空港を飛び立った後、墜落した」と発表した。
関係者によると、捜査当局は、墜落前にエンジンが分離していたかどうかなどを調べることになるという。
米国の航空安全専門家でパイロットでもあるジョン・コックス氏は、3基のエンジンを搭載した航空機がなぜ最初の1基が炎上した後に飛行できなかったのかを調査する必要があると述べた。「通常の典型的なエンジンの火災にしては大きすぎる」という。
当局は空港から8キロ以内の全ての場所に避難命令を出した。
FAAの記録によると、墜落した「MD-11」貨物機の機齢は34年。MD-11プログラムはボーイングがマクドネル・ダグラスとの合併で取得した後、停止した。ボーイングは影響を受けた全ての人々の安全に懸念を示し、調査に技術支援を提供すると述べた。
「フライトレーダー24」によると、2006年にUPSで運用され始めた同機は4日、ルイビルからボルチモアに飛び、その後ルイビルに戻ってきた。ルイビルからホノルルへのフライトは通常8時間半かかるという。
UPSは死傷者の有無については現時点で確認できないとした。
運輸安全委員会(NTSB)の報道官は、同委員会が調査を指揮するとし、現場にチームを派遣していると明らかにした。
NTSBは通常、1─2年かけて調査を完了し、原因究明を行い、同様の事故を回避するための勧告を出す。
UPSの航空貨物業務の重要な拠点になっている同空港は、墜落を受けて滑走路が閉鎖されたと明らかにした。
この墜落事故により、UPSと同社の主要顧客であるアマゾン・ドット・コム、ウォルマート、米郵政公社(USPS)などの配送に支障が出る見通しだ。ウォルマートとアマゾンはコメント要請にすぐに応じなかった。
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