BMW、第3四半期コア利益率が上昇 EV研究開発費減で
オランダ、ナイメーヘンの自動車ディーラーで2月撮影。REUTERS/Piroschka van de Wouw
Rachel More
[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツの自動車メーカー、BMWは5日発表した第3・四半期決算でコア利益率が上昇したことを明らかにした。電気自動車(EV)の研究開発費が一段と減少した。
第3・四半期の自動車部門の営業利益率は5.2%。前年同期の2.3%から改善した。同社がまとめた市場予想の4.9%を上回った。
オリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)は「第3・四半期は、当社のビジネスモデルが強力で底堅いことが改めて証明された」と述べた。
先月は、関税コストや中国の成長鈍化を受け通期見通しを下方修正したが、自動車部門の利益率が5─6%の予想レンジ内に収まるとの見通しは維持した。24年の6.3%からは低下する。
同社は中国勢との競争が激化する中、新型の完全EV「ノイエ・クラッセ」シリーズの最初のモデルが2026年の成長をけん引すると予想。
ウォルター・メルトル最高財務責任者(CFO)は「投資のピークはすでに過ぎた。現在、早期投資の恩恵を享受している」とし、第4・四半期にはさらにコスト削減が進むとの見方を示した。
連結ベースの利息・税引前利益(EBIT)は前年同期比で約3割増の23億ユーロ(約26億8000万ドル)と、予想と一致。売上高は323億ユーロと予想をわずかに下回った。





