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仏サービスPMI、10月は48.0 14カ月連続の50割れ

2025年11月05日(水)18時20分

パリのレストランで働く従業員ら。5月撮影。REUTERS/Sarah Meyssonnier

[パリ 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表したフランスの10月のHCOBサービス購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.0となり、4月以来の低水準となった。

好不況の分かれ目となる50を14カ月連続で下回った。速報値は47.1、9月は48.5だった。

政治の先行き不透明感が需要の重しとなった。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは47.7。9月の48.1から低下したものの、速報値の46.8を上回った。8カ月ぶりの低水準だった。

ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ヨナス・フェルドフーセン氏は「フランスの民間経済の下降傾向は、第4・四半期初めも続いた」とし、需要の低迷と政治の不確実性が主因だと述べた。

ただ、サービス部門の雇用は底堅く、従業員数は3カ月連続で増加した。もっとも、受注残が減少しているため、需要の低迷が続けば、現在の雇用トレンドが持続しない可能性もある。

サービス部門の投入コスト上昇率は2021年2月以降で最低。販売価格はわずかに上昇した。

全体の企業マインドは引き続き低調。企業は国内政治が今後の活動水準に影響を及ぼすことへの懸念を示している。

ロイター
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