最新記事
言論弾圧

まるで赤狩り!トランプの左派弾圧指令でアメリカはさらに危険な国になる

What Is NSPM-7? Over 3,000 Nonprofits Sound Alarm on New Trump Directive

2025年10月1日(水)13時40分
アンドリュー・スタントン
トランプ

左派叩きを強めるトランンプ(9月30日、ホワイトハウス) REUTERS/Ken Cedeno

<「ジェンダー、人種、移民に関する極端な思想」「伝統的なアメリカの価値観を支持する人々への敵意」も標的に。投資家ジョージ・ソロスも慈善活動を隠れ蓑にした活動で逮捕の可能性が>

ドナルド・トランプ大統領の「政治的暴力を支持する団体」を標的とした指令に抗議し、全米の3000を超える市民団体が公開書簡に署名した。


ホワイトハウスは9月18日、NSPM-7(国家安全保障大統領覚書第7号)を発出。「国内テロおよび組織的政治暴力への対処」というタイトルのこの指令は、トランプ政権に対し、政治的暴力を助長しているとみなす団体の調査を命じる内容となっている。

これに対し批判者らは、この指令は憲法修正第1条が保障する言論の自由を抑圧すると懸念を示している。トランプは左派を暴力の扇動者と非難してきた。

指令の下では、国家合同テロ対策タスクフォース(JTTF)が「政治的暴力や法的活動の妨害を目的とした威嚇行為に関与する団体・個人の捜査・起訴・妨害を目的とした包括的な国家戦略を調整・監督する」とされている。

またJTTFとその地方オフィスは、「政治的暴力、テロ、権利に対する共謀、市民の権利を暴力で奪う行為」に関して、「勧誘または過激化を行っている可能性のある人物」に関する連邦犯罪の捜査を担う。

企業経営
ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パートナーコ創設者が見出した「真の成功」の法則
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米政権文書、アリババが中国軍に技術協力と指摘=FT

ビジネス

エヌビディア決算にハイテク株の手掛かり求める展開に

ビジネス

トランプ氏、8月下旬から少なくとも8200万ドルの

ビジネス

クーグラー元FRB理事、辞任前に倫理規定に抵触する
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 2
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃度を増やす「6つのルール」とは?
  • 3
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生まれた「全く異なる」2つの投資機会とは?
  • 4
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 10
    「腫れ上がっている」「静脈が浮き...」 プーチンの…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中