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チャットGPTがアジア詐欺組織に貢献していた? 監禁されていたケニア人が見た「AI悪用術」とは

2025年9月22日(月)07時45分

ロマンス詐欺でも活用

投資詐欺の基本的な手口はこうだ。被害者に暗号資産の口座を開設させ、現金を入金させる。表向きは普通の取引プラットフォームに見えるが、実は犯罪集団の口座だ。オキンドさんはチャットGPTを使って臨機応変に新たな手法を編み出した。一度被害にあった人が再びだまされるほど巧妙だったという。

幹部は大きな成果をあげた人に対しては太鼓を打ち鳴らして祝った一方、「目標」を達成できなかった人には屈辱的な扱いや暴行、棒による電気ショックを与えて見せしめとした。オキンドさんは尊厳を「粉々にされた」という。


4月、タイ政府がKKパークなど詐欺拠点への電力供給を遮断し、拘束された人々の一部解放を強制したことで、オキンドさんはここから出ることができた。帰国後も東南アジアのカルテル関係者とみられる地元住民から脅迫電話を受け、経済的困難や偏見に悩まされているという。

ロイターはほかにミャンマー人2人にも取材し、両者ともチャットGPTを他の詐欺拠点で使用したと語った。

うち1人は2022年に詐欺に関与することを強制された。この年にチャットGPTの初期モデルが公開されたことで、詐欺の手口は一変したという。

この人物はいわゆるロマンス詐欺を専門とし、被害者を誘惑して金をだまし取っていた。チャットGPTに生成させた詩や軽妙なメッセージで、多数のターゲットに同時に接触できた。AIに作らせた説得力ある文章により、被害者は「私たちをいっそう信頼した」という。

「AIと組むことで、犯罪の効率は格段に上がった」とその人物は語った。



[ロイター]


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