最新記事
アメリカ社会

「過激な言葉」が暴力を助長している...アメリカ国民の6割超が懸念

2025年9月17日(水)16時00分
カーク氏追悼の会に参加する女性

9月16日、 保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏が殺害された数日後に行われたロイター/イプソス世論調査によると、米国民の約3人に2人が、政治について話す際に使われる激しい言葉が暴力を助長していると考えている。写真は14日、ワシントンのケネディセンターで行われたカーク氏追悼の会に参加する女性(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏が殺害された数日後に行われたロイター/イプソス世論調査によると、米国民の約3人に2人が、政治について話す際に使われる激しい言葉が暴力を助長していると考えている。国民が党派間の対立に不安を覚え、政治的暴力の急増を懸念していることが明らかになった。

政治問題に関する言説が暴力を「大きく」助長しているとの回答は約63%、「やや」助長しているとの回答は約31%だった。残りは影響はないとの回答もしくは無回答だった。


トランプ大統領自身も昨年2度の暗殺未遂の標的となったが、今回の事件を巡って国民に融和を呼びかける代わりに政敵を攻撃し、11日には「世の中には過激な左翼の狂人がおり、やつらを徹底的に叩きのめさなければならない」と主張した。

今回の世論調査では、過去20年間で自分たちとは異なる考え方に対して国民が不寛容になったと考える人の割合が79%に上った。

また、約71%が「米国社会は崩壊している」という意見に賛同し、66%が政治的信条を理由に地域社会の人々に対して暴力が振るわれる可能性を懸念していると答えた。

メリーランド大学の研究者マイク・ジェンセン氏によると、今年上半期に米国では約150件の政治的動機による攻撃が発生し、前年同期のほぼ2倍となった。

ロイター/イプソスの世論調査は14日まで3日間、成人1037人を対象にオンラインで実施された。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 BTS再始動
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月31号(3月24日発売)は「BTS再始動」特集。7人の「完全体」で新章へ、世界が注目するカムバックの意味 ―光化門ライブ速報―

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


リーダーシップ
「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

富士通、自社株16%を31日に消却へ

ワールド

ECB、4月利上げは「1つの選択肢」=独連銀総裁

ワールド

仏、豪州の重要鉱物に投資意欲 供給確保を急ぐ

ワールド

生鮮食品と特殊要因除くCPI、2月は前年比2.2%
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 2
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
  • 3
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    「有事の金」が下がる逆説 イラン戦争で市場に何が…
  • 6
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 7
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 8
    地上侵攻もありえる...イラン戦争が今後たどり得る「…
  • 9
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 10
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 9
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 10
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中