「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出現した「謎の手形」にSNS震撼、恐ろしい正体とは?
Woman Returns Home After Months Away—Puzzled by ‘Tiny Handprints’ on Shelf
なかには、注目を集めるために写真をねつ造したのではないかと投稿者を疑う声もあったが、本人は「残念ながら、この小さな手形は作り物じゃない。ただ、巨大なネズミのものじゃないことを祈ってる」と説明している。
広がるネズミ被害
ネット上では幽霊説などのユーモアのある説も飛び交ったが、齧歯類の侵入はアメリカ全土で深刻な問題となっている。アメリカ住宅調査(American Housing Survey)によれば、全米の世帯の約11.9%、つまり3850万人が毎年ネズミによる被害を報告しているという。
ネズミ被害は、北東部や人が住んでいる住宅で特に多く見られる。また、屋根のたわみや壁の傾き、雨漏り、窓の破損といった構造的な問題を抱える住宅では、ネズミの侵入リスクが高まる傾向にある。
さらに調査によれば、ごみの集積所や廃屋の近く、具体的には半ブロック以内に住んでいる場合、害獣被害に遭う可能性が高くなるとされている。
ネズミがもたらす健康被害と住宅へのリスク
ネズミは単なる厄介者ではなく、深刻なリスクをもたらす存在でもある。レプトスピラ症、サルモネラ症、ラット咬傷熱などの感染症を媒介するほか、排せつ物によって食べ物や調理台などの表面を汚染し、アレルギーや喘息の症状を悪化させる可能性もある。
健康面だけでなく、住環境への被害も見過ごせない。配線や木材、断熱材をかじって損傷させることがあり、場合によっては火災の原因にもなり得る。

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