プーチン・習と並んだインド・モディ首相――中国・ロシアとの親密アピール、その「真意」とは?【note限定公開記事】
MODI’S PERFORMATIVE SOLITUDE
中国の天津で開催されたSCO首脳会議に出席したモディ DPR PMO―ANI PHOTO―REUTERS
<上海協力機構(SCO)首脳会議に出席したインドのモディ首相は、存在感を示して世界の注目を集めた。中ロへの歩み寄りは、演出か本気なのか...>
▼目次
1.モディの外交ショーに苛立つトランプ
2.中身なきSCO、インドは非同盟外交を続行
1.モディの外交ショーに苛立つトランプ
インドのモディ首相は、8月31日~9月1日に中国の天津で開催された上海協力機構(SCO)首脳会議に出席するに当たり、2つの大きな目的を持っていた。
1つは、非同盟主義を貫き、世界の大国としての地位を主張できる強い指導者だと、自国の有権者に自分を印象付けること。
もう1つは、アメリカ、ロシア、中国の3カ国との関係でバランスを取ることだ。
モディは少なくとも、インドの「戦略的自律性」を強調できる場面をいくつかつくり、メディアに撮影させることに成功した。
この首脳会議は、モディ、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席にとって、世界の注目が日々、自分たちに向けられつつあるとアピールする舞台にもなった。
派手なパフォーマンスを見せつけられて黙っていられないのがトランプ米大統領だ。
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【note限定公開記事】プーチン・習と並んだインド・モディ首相――中国・ロシアとの親密アピール、その「真意」とは?
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