「水面付近に大群」「1匹でもパニックなのに...」カヤック中の女性が遭遇・撮影した「おぞましい光景」
Kayaker Puts Camera in Water—Horror As She Sees What's Lurking Beneath Her
クラゲのブルーム(大発生)とは、個体数が一時的に急増する自然現象だ。海洋生物学者デヴィッド・シフマン(David Shiffman)博士が『スキューバダイビングマガジン(Scuba Diving Magazine)』誌に寄稿したところによると、これは自然な現象だが、人間の環境破壊が一因となる場合もあるという。
「今回みたいなスーパーブルームは非常に珍しい」とギルバートは語る。「カヤックのガイドたちも皆、こんなのは初めてだと言っていました。今年ケープタウンでは小規模なブルームは発生していたそうですが」
クラゲを避けるようにカヤックを進めたカップルとガイド。ガイドは「オキクラゲ科は刺してくる」と警告したが、ギルバートは水中に空間ができた瞬間をとらえ、GoProで撮影を試みた。
「水中にGoProを入れるまで、そこにどれほどたくさんのクラゲがいるのか全然分かっていませんでした」と彼女は述べた。
「映像を見返して衝撃を受けました。毒のあるクラゲが何千匹も漂っている海の上を漕いでたなんて!」
この映像は5月6日、彼女のインスタグラムアカウント(@meganthetravelingwriter)に投稿され、140万件以上の「いいね」がついている。
動画は、ギルバートが穏やかな海の上で微笑む場面から始まる。しかし、カメラを水の中に入れると、無数のクラゲが水面直下から深海へと広がっていた。
「泳ぎたい人、いる?」
彼女は冗談めかしてそうコメントした。
「こんな光景は今まで見たことがありませんでした。不気味で、美しくて、同時に怖かったです」と彼女は振り返る。