最新記事
ネットで話題

「水面付近に大群」「1匹でもパニックなのに...」カヤック中の女性が遭遇・撮影した「おぞましい光景」

Kayaker Puts Camera in Water—Horror As She Sees What's Lurking Beneath Her

2025年6月23日(月)19時55分
レイチェル・オコナー

クラゲのブルーム(大発生)とは、個体数が一時的に急増する自然現象だ。海洋生物学者デヴィッド・シフマン(David Shiffman)博士が『スキューバダイビングマガジン(Scuba Diving Magazine)』誌に寄稿したところによると、これは自然な現象だが、人間の環境破壊が一因となる場合もあるという。

「今回みたいなスーパーブルームは非常に珍しい」とギルバートは語る。「カヤックのガイドたちも皆、こんなのは初めてだと言っていました。今年ケープタウンでは小規模なブルームは発生していたそうですが」

クラゲを避けるようにカヤックを進めたカップルとガイド。ガイドは「オキクラゲ科は刺してくる」と警告したが、ギルバートは水中に空間ができた瞬間をとらえ、GoProで撮影を試みた。

「水中にGoProを入れるまで、そこにどれほどたくさんのクラゲがいるのか全然分かっていませんでした」と彼女は述べた。

「映像を見返して衝撃を受けました。毒のあるクラゲが何千匹も漂っている海の上を漕いでたなんて!」

この映像は5月6日、彼女のインスタグラムアカウント(@meganthetravelingwriter)に投稿され、140万件以上の「いいね」がついている。

動画は、ギルバートが穏やかな海の上で微笑む場面から始まる。しかし、カメラを水の中に入れると、無数のクラゲが水面直下から深海へと広がっていた。

「泳ぎたい人、いる?」

彼女は冗談めかしてそうコメントした。

「こんな光景は今まで見たことがありませんでした。不気味で、美しくて、同時に怖かったです」と彼女は振り返る。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ウクライナ「安全の保証」関与表明 露ウ

ワールド

ウクライナ安全保証を協議、NATO加盟は議論せず=

ビジネス

米アリアンツ・ライフ、サイバー攻撃で顧客110万人

ビジネス

豪ウッドサイド、上期は前年比24%減益 価格下落と
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 2
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    【クイズ】2028年に完成予定...「世界で最も高いビル…
  • 5
    AIはもう「限界」なのか?――巨額投資の8割が失敗する…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 7
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 8
    アラスカ首脳会談は「国辱」、トランプはまたプーチ…
  • 9
    「これからはインドだ!」は本当か?日本企業が知っ…
  • 10
    米ロ首脳会談の失敗は必然だった...トランプはどこで…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 6
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 7
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 8
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 9
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 10
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中