最新記事
ウクライナ戦争

爆破されたHIMARSから激しい炎と黒煙、ロシア軍FPVドローンに破壊された「初の事例」か...激突シーン記録の衝撃映像

Russian Drones Strike Ukraine's HIMARS Launcher In War's First: Video

2025年5月7日(水)20時20分
イザベル・バンブルーゲン
HIMARS

Mike Mareen-Shutterstock

<「ドネツク州の前線から30キロ地点で攻撃した」とロシアの精鋭ドローン部隊が発表>

ロシアのドローン部隊が、ドネツク州の前線近くで、ウクライナが使用するアメリカ製の高機動ロケット砲システム「HIMARS」を破壊した瞬間とみられる動画が公開された。

【動画】走行中の標的を追跡・爆破...ロシア軍のFPVドローンが「HIMARS」に激突した瞬間とみられる衝撃映像

ロシアの精鋭ドローン部隊である「ルビコン先端無人技術センター(Rubicon Center of Advanced Unmanned Technologies)」が攻撃を認め、前線から約30キロのルシン・ヤール(Rusyn Yar)村付近でHIMARSを破壊したと発表した。

もし事実であれば、2022年2月の開戦以来、ロシアの一人称視点(FPV)ドローンがウクライナのHIMARSを破壊した初めての事例となる。

ウクライナ軍はこの兵器を頻繁に使用しており、特にロシアの最先端地対空ミサイルシステムや指揮所を標的にしてきた。

ルビコン先端無人技術センターはテレグラムの投稿で次のように述べている。

「ドネツク方面。前線から30キロの地点でルビコン戦闘部隊がHIMARSを発見して破壊した」

この投稿には動画が含まれており、HIMARSが炎に包まれ、黒煙を巻き上げる様子が映っている。

本誌はこの動画を独自に検証できなかった。ロシアとウクライナの当局は、この件についてまだコメントを発表していない。

SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「攻撃の応酬停止望む」、インド・パキスタ

ワールド

米、英国との貿易協定を8日発表=NYT

ワールド

北朝鮮の弾道ミサイル、1発は変則軌道の可能性=中谷

ワールド

豪首相、再選後初外遊はインドネシア 地域重視の「シ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗と思え...できる管理職は何と言われる?
  • 4
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 5
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 6
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 7
    「関税帝」トランプが仕掛けた関税戦争の勝者は中国…
  • 8
    あのアメリカで「車を持たない」選択がトレンドに …
  • 9
    首都は3日で陥落できるはずが...「プーチンの大誤算…
  • 10
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 3
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 8
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 9
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 10
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中