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なぜ「イスラム国」は勢力拡大しているのか?...アフリカの「空白地帯」に生まれる「カリフ国構想」

The Gods of Chaos

2025年4月30日(水)14時05分
グレン・カール(本誌コラムニスト、元CIA工作員)

ソマリア

機能不全国家と言うべき状態が長年続くソマリアでは、部族や地域の指導者が権力争いを繰り広げてきた。中央政府と地方勢力のいずれの支配も及んでいない地域も多く残っている。

その結果、北東部の自治地域プントランドの山中で500〜800人のジハーディスト(その半数は外国人)が「ISソマリア州」を形成。活動範囲はこの山地にほぼ限られている。


イスラム過激派組織アルシャバブからの攻撃や中央政府からの散発的な攻撃に応戦するのでほぼ手いっぱいなのが実情らしい。ISソマリア州による攻撃件数は22年の60件から24年には6件に減少した。

にもかかわらず指導者のアブドゥル・カディル・ムミンは「世界的指導者」と呼ばれるほど、世界各地のIS系ジハーディスト運動に大きな影響力を持っている。というのもISソマリア州は地元の住民や企業から恐喝という形で資金を集めることに成功しており、その一部は外国のIS系組織に流れているからだ。

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