トランプに弱腰の民主党で、怒れる若手が仕掛ける現職「落選運動」
The Democratic Civil War Is Escalating
ホッグは、共同設立した草の根団体「Leaders We Deserve(我々にふさわしい指導者を)」を通じて、当選確実な選挙区にいる民主党の現職議員を落選させるため2,000万ドルを投じると、4月17日に発表した。
ホッグは声明で、「より良い人々を当選させることも含め、党を良くするためにDNCの役職に就いた」と述べた。
「トランプが毎日のように新たな危機を生み出しているというのに、民主党ではあまりに多くの議員が、それに応じる意志も能力もない。民主党はもっと強く、反撃できる政党でなければならない。そのためには、無能で無気力な議員を、エネルギーと情熱とビジョンを持ち、今この瞬間に必要な行動を取れる人材と入れ替える必要がある」
声明によれば、「Leaders We Deserve」は接戦の選挙区の候補議員は運動の対象ではなく、またすべての高齢議員を排除するわけでもないという。
たとえば、党重鎮のナンシー・ペロシ元下院議長(85)の選挙区では、若手のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員の元首席補佐官サイカット・チャクラバルティが立候補を表明しているが、同団体は「彼女は依然としてトランプおよび共和党と戦う意志と能力を有している」として、落選の標的にはしないとしている。