最新記事
弾劾

韓国、ユン大統領罷免を受けて政界は大統領選へ 野党「共に民主党」イ・ジェミョンが大きくリード

2025年4月9日(水)20時00分
佐々木和義

大統領選、支持率は共に民主党の李在明がリード

共に民主党の李在明

次期大統領候補としてリードする共に民主党の李在明 REUTERS/Kim Hong-Ji


4月9日、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は大統領選挙に出馬するため代表職を辞任した。韓国ギャラップの調査では、李代表は与党「国民の力」の有力候補者との仮想対決でいずれも優位に立っており、金文洙(キム・ムンス)雇用労働部長官との対決では55%対35%とリードしている。

しかし、「次期大統領として最も適合しない政治家」という質問でも李代表は37%と最多となっており、評価が分かれている。李代表は公職選挙法違反など5件の裁判が進行していたが、3月26日には控訴審で無罪判決が下された。検察は上告するとみられるが、無罪判決によって共に民主党が優位になったことは否めない。

与党「国民の力」の候補は?

「国民の力」側の候補者としては、金文洙雇用労働部長官(支持率24%)、洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱市長(14%)、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長(14%)、韓東勲(ハン・ドンフン)前代表(13%)、安哲秀(アン・チョルス)国会議員(5%)らの名前が挙がっている。党の支持者をのぞく一般国民を対象とした調査では金文洙16%、柳承敏15%、韓東勳11%、洪準杓11%、呉世勲8%、安哲秀7%の順となっており、党内外で広く支持される候補者の選出が課題となっている。

また政党支持率では、共に民主党43%、国民の力31%、祖国革新党4%、改革新党2%の順。大統領選に対する期待としては、「政権交替のために野党候補が当選した方が良い」という回答が53%、「現政権維持のために与党候補が当選した方が良い」という回答が36%だった。

一方で国民の30%以上が支持候補を決めていないという調査結果もあり、浮動票が選挙結果を左右すると見られている。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

新興国の国債発行も動揺、トランプ氏のグリーンランド

ワールド

中国の対アフリカ融資、24年に半減 元建てに移行=

ビジネス

アングル:第3四半期決算、来期の増益確度が焦点 衆

ビジネス

金利上昇「マイナスの方が大きい」、44.3%に上昇
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の核開発にらみ軍事戦略を強化
  • 4
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 5
    飛行機よりラク? ソウル〜釜山「110分」へ――韓国が…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    「怖すぎる...」モルディブで凶暴な魚の群れに「襲撃…
  • 9
    サーモンとマグロは要注意...輸入魚に潜む「永遠の化…
  • 10
    宇宙人の存在「開示」がもたらす金融黙示録──英中銀…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中