最新記事
イギリス

英ヒースロー空港、21日は終日「閉鎖」...付近の変電所火災で停電、世界の航空便に混乱

2025年3月21日(金)18時32分
英ヒースロー空港が変電所火災で終日閉鎖

英ロンドンのヒースロー空港は21日、近くの変電所で発生した大規模火災により電力供給が停止したことを受け、終日閉鎖すると発表した。写真は1月に同空港で撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)

英ロンドンのヒースロー空港は21日、近くの変電所で発生した大規模火災により電力供給が停止したことを受け、終日閉鎖すると発表した。世界中の航空便に影響が出ている。

大きな炎と煙が上がり、地元消防当局によると、約70人の消防士が消火活動にあたっている。出火原因は不明という。近隣の建物から約150人が避難し、数千棟の建物が停電している。

ヒースロー空港は「乗客と従業員の安全を確保するため、ヒースロー空港は3月21日23時59分まで閉鎖される」とXに投稿。利用客に空港に来ないよう呼びかけた。

フライト追跡サイト「フライトレーダー24」によると、ヒースロー行きの少なくとも120便が他の空港への迂回を強いられている。21日にヒースロー発着の少なくとも1351便が影響を受けるという。

同サイトの広報担当者は「ヒースローは世界の主要なハブ空港の一つだ」とし、「世界中で航空会社の運航に混乱が生じる」と述べた。

ブリティッシュ・エアウェイズは21日に341便のヒースロー空港への着陸を予定していた。

「これは明らかに当社の業務と顧客に大きな影響を及ぼす。当社は、今後24時間およびそれ以降の旅行オプションについて、顧客にできるだけ早く通知できるよう、全力を尽くしている」と発表した。

ビジネス
栄養価の高い「どじょう」を休耕田で養殖し、来たるべき日本の食糧危機に立ち向かう
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ISM製造業景気指数、4月48.7 関税コストで

ビジネス

米3月建設支出、0.5%減 ローン金利高騰や関税が

ワールド

ウォルツ米大統領補佐官が辞任へ=関係筋

ビジネス

米新規失業保険申請1.8万件増の24.1万件、2カ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 7
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    【徹底解説】次の教皇は誰に?...教皇選挙(コンクラ…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中