最新記事
仕事・子育て

口先だけ...「完璧主義タイプ」な部下や子供を10秒で動かす、簡単「やる気スイッチ」とは?

2025年3月5日(水)18時58分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

実は、簡単にできる効果的な方法があります。それは「とりあえず10秒だけ動ける環境」をつくるサポートです。私はこれを「10秒アクション」と呼んでいます。

私たちの脳には、生命維持のため基本的に「現状維持」をしようとする防衛本能があります。つまり、性格に関係なく、人は今までやったことがない未知のことに対しては、命の危険がない限り面倒くさがり屋になるのです。

しかし、その防衛本能を打破する方法があります。それが「10秒でいいから、とりあえず動いてみること」なのです。

脳には「側坐核」という部位があり、ここが刺激されると、意欲が高まったり、楽しいと感じる「ドーパミン」というホルモンが分泌されます。つまり、脳には防衛本能と同時に、行動を促す「やる気スイッチ」も存在するのです。

側坐核のスイッチを入れる方法は1つしかありません。それは、実際に行動すること。「頑張って」と応援されたり、「やりなさい」と命令されたり、「やらないと困ったことになるよ」と脅されても、実際に行動しない限り側坐核のスイッチは入りません。

「10秒アクション」を促す具体例

こう聞いて「相手が行動しないからこの記事を読んでいるのに」と思った方もいるかもしれません。でも安心してください。側坐核のスイッチを入れるための行動はほんの少し、つまり「10秒程度でできること」でもいいのです。

脳には、大きな変化は受け入れずに元に戻そうとする一方、小さな変化は受け入れる「可塑性」という性質があります。つまり、小さなアクションから始めれば、面倒くさがる脳を動かすことができるのです。

10秒でできることは限られています。筋トレで言えば、腕立て伏せでも腹筋でも、その場で1回やってみることくらい。しかし、これだけでも側坐核のスイッチは入ります。

つまり、あなたができることは、床を片づけてスペースを確保する、マットを敷くなど、相手が10秒間行動するための準備をし、できるなら一緒にやることです。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は4日続伸し終値ベースの最高値、TOPIX

ビジネス

任天堂、 3269万株の売り出しを決議 京都銀やD

ワールド

英補選、労働党が牙城失う 緑の党勝利

ビジネス

中国、より積極的な経済政策実施へ 政治局会議で政策
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルーの大スキャンダルを招いた「女王の寵愛」とは
  • 4
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 5
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 6
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「まるで別人...」ジョニー・デップの激変ぶりにネッ…
  • 9
    【和平後こそリスク】ウクライナで米露が狙う停戦「…
  • 10
    「3列目なのにガガ様が見えない...」観客の視界を遮…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 5
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 6
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中