骨太・予算で基本原則、財務残高GDP比の低下目指す=諮問会議民間議員
国会議事堂前で1月撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
Yoshifumi Takemoto
[東京 13日 ロイター] - 2026年度予算の成立を受け、政府は13日の経済財政諮問会議で今夏にまとめる「骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)」や27年度予算作成に向けた議論を開始した。
出席した民間議員は高市早苗首相の掲げる積極財政を進めるため、財政運営の中核目標として、債務残高対GDP比の安定的な低下を目指す、などとする基本原則を提案した。
会議資料によると民間議員らは、予算編成の在り方に関し、債務残高のGDP比に加え、名目の経済規模の拡大にふさわしい予算編成に転換することや、危機管理投資などへの新たな投資枠創設などを掲げた。
また、補正予算への依存から脱却し、コミュニケーションの強化によって市場の信認を確保する、とした。
骨太の方針に関しては、多数盛り込まれてきた個別政策や事業の記載は抑制し、簡潔で分かりやすくメッセージ性のある内容にすることを基本原則とする必要があると提言した。
政府債務については、対外保有債権などを差し引いた純債務を指標とすべき意見と、総債務を利用すべきとの意見があり、3月26日の諮問会議で有識者のブランシャール・米マサチューセッツ工科大学名誉教授に意見を聞いたことが議事要旨で明らかになっている。
ブランシャール氏は「債務について総債務を見るべきか純債務を見るべきかという点であるが、良い単一の数字はない」としたうえで「ある目的には純債務が有用であり、別の目的には総債務が有用である」としていた。





