最新記事
米政治

トランプ支持者vs.テック業界──トランプ次期政権に早くも「内紛」、対立は根深い

Right-Wing Warfare Pits Big Tech Against MAGA Over H-1B Visas

2024年12月28日(土)17時40分
ジーザス・メサ

マスクは最初に渡米した際にJ-1ビザ(交流訪問者ビザ)を取得し、その後H-1Bビザに移行したという。テスラもこのプログラムを利用しており、2023年にはH-1Bビザを取得した労働者724人を雇用している。

しかし、ルーマーなどMAGAの支持者は、マスクがトランプ次期政権に与える影響は、彼自身の利益につながると考えている。

ルーマーはXで、マスクと彼の盟友であるクラウドストレージ大手Boxのアーロン・レヴィCEOやペイパル共同創業者のピーター・ティールらをやり玉に挙げ、新設される政府効率化省(DOGE)は、シリコンバレーの起業家に資金を送るための隠れ蓑に過ぎないと示唆した。

移民政策の鍵を握る「マスクvs.ミラー」

一方、マスクと共にDOGEを率いる予定のラマスワミは12月26日、「数学オリンピックのチャンピオンよりもプロム(高校卒業時のダンスパーティー)の女王をたたえ、卒業生総代よりも運動選手をたたえるような文化からは、優秀なエンジニアは生まれない」とXに投稿。

これに対し、トランプ前政権で国連大使を務め、大統領選ではトランプと共和党指名候補を争ったニッキー・ヘイリーが強く反発した。

「アメリカの労働者やアメリカ文化に問題はない。私たちは外国人労働者ではなく、アメリカ人に投資し、アメリカ人を優先するべきだ」とヘイリーは述べ、ラマスワミとマスクに対する大きな攻撃の先陣を切った。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

与党「地滑り的勝利」で高市トレード再開へ、日経6万

ワールド

高市首相、消費減税「やった方がいいと確信」 改憲は

ワールド

自民単独300議席超、「絶対安定多数」上回る 維新

ビジネス

自民大勝でも「放漫財政にならない」=片山財務相
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日本をどうしたいのか
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本…
  • 5
    背中を制する者が身体を制する...関節と腱を壊さない…
  • 6
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 7
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 8
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 9
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 10
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 10
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中