最新記事
英王室

もう「あの頃」に戻れない? 英ウィリアム皇太子とヘンリー王子、「兄弟愛」の瞬間の映像に注目が

Prince Harry and William's Brotherly Love Moments Caught on Camera

2024年10月6日(日)19時35分
ジャック・ロイストン
ウィリアム皇太子とヘンリー王子の兄弟愛映像が話題

Andrew Milligan-Reuters

<注目を集めたヘンリー王子の9月末の「イギリス帰国」は、父チャールズ国王とも兄ウィリアム皇太子とも面会することなく終わったが......>

英ヘンリー王子は9月末に慈善団体のイベント出席のため単身でイギリスに帰国したが、兄ウィリアム皇太子や父チャールズ国王と面会することはなかった。いまだ王室メンバーとの関係修復の糸口が見えない状況だが、そうしたなかでTikTokではヘンリーとウィリアムが過去に見せた「兄弟愛」の瞬間を捉えた動画が大きな注目を集めている。

■【動画】「和解」は本当に不可能か? 英ウィリアム皇太子とヘンリー王子の「兄弟愛」の瞬間を捉えた動画に注目が集まる

不仲とされる2人の関係はもう何年も英王室をめぐる議論の中心となっているが、いまだに和解を示す具体的な兆候はない。ヘンリーは9月末にチャリティ組織「ウェルチャイルド」の授賞式に出席するためにイギリスを訪れたが、その際にウィリアムと会うかどうかに注目が集まっていた。

ヘンリーの訪英に先立ってTikTok上には兄弟仲が今よりも良かった頃に撮影された動画が投稿され、これまでに1万7000回以上の「いいね」を獲得し8万5000回以上視聴されている。

動画の中には、2022年9月19日に行われた故エリザベス女王の葬儀で、英空軍の制服を身につけたウィリアムがモーニングスーツ姿のヘンリーと並んで歩く様子を捉えたものもあった。ほかには2010年6月15日にボツワナの首都ハボローネにあるモコロディ教育センターを訪れた2人が、アフリカニシキヘビと一緒にポーズを取っている様子を捉えたものもある。

兄ウィリアムの結婚式での微笑ましい一幕も

2012年にウィリアムとヘンリーが英空軍ショーベリー基地の軍用ヘリ訓練コースにいる様子を撮影した映像や、2013年に2人がサイレンセスター・パークのポロクラブで開かれたポロの大会で揃って拍手をしている姿もある。さらに2011年にウィリアムがキャサリン妃と結婚する際、教会の祭壇前でヘンリーがウィリアムの横に立っている瞬間や、故ダイアナ元妃の棺の後ろを2人が並んで歩いている瞬間を捉えたものもある。

動画の最後はヘンリーが英ITVニュースのプレゼンターであるトム・ブラッドビーとのインタビュー映像の一部で終わっている。この中でヘンリーは、2022年9月に故エリザベス女王の棺の後ろを歩いた時のことを振り返った。

「(母である故ダイアナ元妃が死去した際にも歩いた道だから)お互いに『少なくとも道は分かるね』と冗談を言い合った」とヘンリーは述べ、さらにこう続けた。「(当時と)状況はよく似ていたが、唯一違うのは感情のレベルだった。祖母は人生をまっとうしたから、彼女が成し遂げたことを祝福し、尊敬し、称賛する気持ちが強かったと思う。それに対して母は、あまりにも若くして亡くなってしまった」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、年内の進展に期待 トランプ氏との会

ワールド

オデーサなどで外国船舶損傷、ロシアが無人機攻撃=ウ

ワールド

プーチン氏、領土交換の可能性示唆 ドンバス全域の確

ビジネス

トヨタ、2026年の世界生産1000万台超を計画 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指すのは、真田広之とは「別の道」【独占インタビュー】
  • 4
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 5
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 6
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 7
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 8
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 9
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 10
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 5
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 10
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中