最新記事
爬虫類

「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?

13-Foot Burmese Python Found in Central New York Home

2024年9月11日(水)13時45分
ジョン・ジャクソン
ビルマニシキヘビ

(写真はイメージです) Christina Dutkowski-Shutterstock

<米ニューヨーク州の住宅に世界最大級のビルマニシキヘビが...>

関係当局は9月5日、米ニューヨーク州中部の住宅で体長4メートルのビルマニシキヘビを押収したことを発表した。

【写真】「もはや世話できない」「こんなに早く成長するとは...」NY州の住宅で発見された巨大ニシキヘビ

ニューヨーク州環境保全省によれば、8月28日にニューハートフォードで違法に所有されていたヘビに関する苦情があったという(同州ではビルマニシキヘビを飼育するには許可が必要)。

環境保全警察官のジェフ・ハルが現場に駆け付けると、1.2〜1.5メートルほどの水槽にまだ成長中とみられるビルマニシキヘビがいたと伝えられている。環境保全省がフェイスブックに投稿したニュースリリースによれば、ハルは、頭部に矢じりのような模様があったことからヘビの種類を特定できたという。

同省によれば、押収されたヘビの健康状態は良好で、体長は約4メートル、体重は36キロを記録した。

このヘビは、「押収された後、飼育するために必要な許可を持つ(ニューヨーク州)ロームの動物園、フォート・リッキー・ディスカバリー動物園に寄贈された」と同リリースには書かれている。

飼い主(氏名非公開)は「これほど急激に成長するとは思っていなかった」と述べており、もう自分の手には負えないことを認めている。

リリースには、「このヘビの所有者は野生動物をペットとして飼育した罪、無許可で危険な野生動物を所有していた罪で罰金が科せられた」とある。

フロリダでみるみる繁殖

ビルマニシキヘビはコンストリクター(獲物を絞め殺すヘビ)で、世界最大級のヘビの一種だ。

米農務省(USDA)国立侵入種情報センターによれば、ビルマニシキヘビは東南アジア原産で、米国にはペットとして販売するために輸入されたという。その後、脱走したり意図的に放たれたりしたことから野生の個体群が形成された。

ビルマニシキヘビの個体数が特に多いのは、フロリダ州の湿地エバーグレーズだ。ビルマニシキヘビはカムフラージュがうまく非常に見つけにくいため、同州の個体数を推定するのは難しいが、専門家によれば数万匹に達している可能性が高いという。

本記事の内容には一部、AP通信の報道が含まれている。

(翻訳:ガリレオ)

ニューズウィーク日本版 世界も「老害」戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月25日号(11月18日発売)は「世界も『老害』戦争」特集。アメリカやヨーロッパでも若者が高齢者の「犠牲」に

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀、28年にROE13%超目標 中期経営計画

ビジネス

米建設支出、8月は前月比0.2%増 7月から予想外

ビジネス

カナダCPI、10月は前年比+2.2%に鈍化 ガソ

ワールド

EU、ウクライナ支援で3案提示 欧州委員長「組み合
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 7
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 8
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 9
    経営・管理ビザの値上げで、中国人の「日本夢」が消…
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中