「とにかくバイデンよりまし」激戦州ウィスコンシンの有権者に直撃取材...ハリスへの評価は?
HEARTLAND VIEWS
「とにかくバイデンよりまし」
ワシントン大通りで出会ったシダーバーグの住民たちは、見知らぬ男に政治の話をすることに驚くほど意欲的だった。共和党支持者は、ハリスについて総じて批判的だった。「副大統領として何もしていない」「リーダーの経験がない」「頭が悪い」「私のほうがまだましな副大統領になれる」といった具合だ。
一方、民主党支持者の反応は、安堵と慎重な楽観論が入り交じっていた。「ワクワクしているとまでは言わないけど、バイデンよりはいい」と、買い物袋を抱えた女性は言った。フォルクスワーゲンから降り立った男性は、「(ハリスが)どんな考えを持っているのかあまり知られていないが、希望を感じる」と語った。
バーゲン商品を物色していたインド系の女性は、「素晴らしい大統領候補のように感じる」と言い、「有罪を言い渡された犯罪者じゃないしね」と、トランプを皮肉った。
駐輪していた自転車を動かそうとしていた若い女性2人に声をかけると、「(ハリスのことは)よく知らない」と1人が言った。「テレビを見ないし」。「私も中立的という感じ」と、もう1人が言った。
ところがその後、2人は「待って」と自転車で筆者を追いかけてきた。「私たちキャンプに行っていて、ニュースを知らなかった。(ハリスが)大統領候補になったの?」
そうなりそうだと答えると、1人目の女性が「さっきの返事を変更したい」と言った。「同感。なんだか希望を感じる」と、もう1人。「新しい答えは」と、最初の女性が言った。「めちゃくちゃ最高」

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