最新記事
セクハラ

韓国女性DJ、大阪の野外フェスでセクハラ被害「突然私の胸を......」

2023年8月14日(月)21時18分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
セクハラ被害を受けたDJ SODA

大阪でセクハラ被害を受けたというDJ SODA。Yonhapnews / YouTube

<開放的な野外フェスでタガが外れた観客のとった問題行動とは>

大阪で開催された野外フェスに出演した韓国人女性DJが、ステージ終了後に観客と交流した際に、セクハラ被害を受けたことを明かして、韓国メディアも取り上げて問題になっている。

 
 
 
 

被害を受けたのは韓国人女性DJのDJ SODA。EDMやK-POPなどをリミックスしたプレイと、ルックスの良さで高い人気があり、YouTubeチャンネルの購読者は177万人、インスタグラムのフォロワーは513万人、Facebookページのフォロワーは1,019万人というカリスマDJだ。

そんなDJ SODAが8月14日、SNSに英語と韓国語、そして日本語で「日本の大阪ミュージックサーカスフェスティバルで公演を終えましたが(中略)私が公演の最後の部分でいつものようにファンの方々に近づいた時、数人が突然私の胸を触ってくるというセクハラを受けました。」と投稿した。

彼女は「私を見て泣いて喜んでくれて好きと伝えてくれる素敵なファンの方々もいて、一旦最後までやりきろうと最大限平気なふりを頑張りました」と述べながらも、「未だにとても怖です。(原文ママ)」と心境を吐露した。

「どんな服を着ても、セクハラと性的暴行は正当化できない」

問題は8月11〜13日まで大阪・泉南りんくう公園で開催された野外音楽フェス「ミュージックサーカス'23」で、DJ SODAが参加した13日に発生した。

DJ SODAは、自分の公演が終わると、いつも彼女がやっているようにファンとコミュニケーションしようとステージ前のスタンディング席で近くやってきたとき、このようなことを受けたと伝えました。

彼女は「DJをしてから10年立ちますが公演中にこんなことをされたことは人生で初めてです。(原文ママ)」として、「こんなことをされたことにとても戸惑って信じられないし、もう舞台の下や前の方に行ってファンの皆さんに近寄りがたいと思っています...」と付け加えている。

また「露出過多な衣装を着ていたことが問題だ」というネットでの一部の指摘に対して、DJ SODAは真っ黒に塗りつぶした画像とともにSNSに「私がどんな服を着いたとしても、私に対してのセクハラと性的暴行は正当化できない。私はいつかこの言葉を言いたかったです」とメッセージを投稿。「私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです。だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を伺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!」と結んでいる。

>>【動画】セクハラ被害を受けるDJ SODA

ガジェット
仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、モバイルバッテリーがビジネスパーソンに最適な理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル対円で上昇、次期FRB議長人事観

ビジネス

再送-〔アングル〕日銀「地ならし」で国債市場不安定

ビジネス

再送-〔マクロスコープ〕日銀利上げ判断、高市首相の

ビジネス

米国株式市場=反発、FRB利下げ期待で ボーイング
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 3
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止まらない
  • 4
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 5
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 6
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 7
    もう無茶苦茶...トランプ政権下で行われた「シャーロ…
  • 8
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 9
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 10
    【香港高層ビル火災】脱出は至難の技、避難経路を階…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中