最新記事
注目ニュースを動画で解説

コンドーム禁止論に新手のラジオ詐欺... 中国について日本人が知らない4つのこと【注目ニュースを動画で解説】

2023年5月17日(水)17時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
日本人が知らない中国のニュース4選

Newsweek Japan-YouTube

<本誌特集「やっぱり日本人が知らない世界のニュース50」より、中国のニュースを4つピックアップして紹介した動画から一部を抜粋>

戦争や災害など国際的な大ニュース以外に、あまり報じられないものの知っておくべき話題は数多くある。ここでは、日本人が知らない中国のニュースを4つ紹介する。

 
 
 
 

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「【日本人が知らない中国のニュース4選】コンドーム禁止論、爆走自転車、新手のラジオ詐欺...他」の内容を一部抜粋して紹介する。

◇ ◇ ◇

① 産めよ増やせよの珍アイデア

中国では少子化が止まらず、中国共産党は2021年に3人目出産を完全解禁する歴史的転換に踏み切った。出産への一時金支給やシングルマザーの待遇改善など出産奨励策が導入されつつある一方、より過激なアイデアも取り沙汰されている。

義務教育を短縮する案や「2人の子供をつくるまでコンドームを買えないようにすべき」という声まで出てきている。なかでも、子供の教育が最大の関心事の1つである中国人を最もびびらせているのは、2人目以降の子供は大学入試で有利になるというアイデアだ。この政策が本当に導入されれば、出産爆増は間違いなし──だろうか。

nwyt230517_2.jpg

② ディープフェイク規制に一番乗り!

世界的ブームのチャットGPTだが、悪用されるのも確実。今年1月、世界に先駆けてディープフェイク規制法を施行したのが中国だ。デマが飛び交う国だからこそ、AIの危険性にも敏感なのかもしれない。

nwyt230517_3.jpg

③ 高齢者を狙う無料ラジオ詐欺

高齢者の家に音声再生機を届け、有名医師の健康講座を流し、怪しいサプリや薬品を勧めるという新手の詐欺が横行している。気になって電話をした老人が高額商品を売り付けられる、という仕組みだ。

nwyt230517_4.jpg

④ EV世界一の中国は「爆走自転車」大国

販売台数は世界シェアの50%超で世界一のEV大国の中国。そもそも中国は「電気乗り物大国」であり、四輪の車だけでなく、電動三輪車や電動自転車であふれ返っている。

中国の電動自転車はどちらかといえばバイクに近く、ペダルをこがずともアクセルを回せば前進する。それでいてヘルメットも免許も要らない。

最高速度は時速25キロ以下に制限されているが、違法な裏技で改造することによって、ハイエンドの車種だと時速60キロで爆走することも可能になるという。(ただし、ブレーキ能力は自転車並み)

nwyt230517_5.jpg

■詳しくは動画をご覧ください。

ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米FDA、ノボの肥満治療薬「ウゴービ」経口錠を承認

ビジネス

午前のドルは156円前半に下落、利食いなどで 介入

ビジネス

独ポルシェ、中国のEV充電インフラ運用終了へ 来年

ビジネス

JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引サービス検
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 2
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 3
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 4
    【外国人材戦略】入国者の3分の2に帰国してもらい、…
  • 5
    「信じられない...」何年間もネグレクトされ、「異様…
  • 6
    週に一度のブリッジで腰痛を回避できる...椎間板を蘇…
  • 7
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 8
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 6
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 9
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 10
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中