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水素活用の未来を拓く...新たな超音波式水素流量濃度計に、ここまで期待が集まる訳

2023年3月2日(木)17時30分
西山 亨

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パナソニックが発表した超音波式水素流量濃度計

水素計測を通じて脱炭素社会実現を目指す

今回開発した超音波式水素流量濃度計の活用目的は、燃料電池システムの開発に貢献することである。例えば、燃料電池の関連企業の研究開発部門でPCに接続したり、評価システムに組み込んだりして使用する水素の量を可視化し、燃料電池の開発期間を短くできる可能性があるというわけだ。

その技術への期待は高く、2020年に同社がプレスリリースを発表した際には、まだ試作品段階にもかかわらず、燃料電池メーカーをはじめとした国内外の企業60社以上から問い合わせがあった。また燃料電池以外で使いたいというさまざまなニーズも寄せられ、現在ではボイラーやタービンなどの水素燃焼や、水素製造装置での水素計測の活用も想定されている。

今後、燃料電池システムの世界市場は2030年に5兆円、2035年には12兆円を超える見込みだ。それに伴い、燃料電池の開発・評価市場も拡大することが予想され、同社の水素流量濃度計事業でも2030年に20億円の売上を目指す。そして、燃料電池だけでなく、水素燃焼機器や水素製造装置といったさまざまなメーカーを巻き込んでのカーボンニュートラル実現に貢献することが最終的な目標となる。

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