最新記事

インフルエンサー

衝撃のビフォーアフター...「ごみ屋敷」掃除ボランティアで、世界に大反響を呼んだ女性

“I Clean for Free”

2023年3月1日(水)17時46分
アウリ・カタリーナ(清掃人、インフルエンサー)
清掃人アウリ・カタリーナ

自分もかつては人に助けられたから、今は自分が助けたいとカタリーナは言う AURI KATARIINA

<さまざまな事情で自宅をきれいにできない人のために、無料の「お掃除ボランティア」で世界中を飛び回る>

お掃除に目覚めたのは16歳のとき。母がずっとその関係の仕事をしていて、自分もやりたいと思った。だって、掃除はすごい。何年もかけてこびりついた汚れが、ものの2、3分で取れてしまう!

■【動画】ゴミだらけの「汚部屋」が驚くほどきれいに...カタリーナによる掃除のビフォーアフター

私はフィンランド人。母の清掃会社で働きながら大学でホスピタリティー・マネジメントを学び、21歳で卒業した。その後は会社でマネジャーに昇格し、約30人の部下を率いて働くことになった。

最初のうちは、頼まれれば週末に友人や親戚の家を掃除して、その動画をSNSに投稿していた。

そして2020年10月のこと。SNSのフォロワーの1人が、夫が自殺してしまったと言ってきた。彼女には3人の小さな子がいて、忙しくて掃除まで手が回らなかった。助けてと言われて、もちろん引き受けた。

子供たちはひとまず彼女の実家に預けて、私は家を徹底的に掃除した。彼女は喜び、私も満足。こうして私の「週末お掃除ボランティア」が始まった。

掃除ができない事情も

SNSでの反響(つまり、お掃除仕事の依頼)はどんどん増えた。それで私は母の会社を辞め、お掃除ボランティアに専念することにした。安定的な収入はなくなったが、現場への出張費を負担してくれるスポンサー企業が2社見つかった。

それに、フォロワーが増えればSNSの運営業者から一定の報酬をもらえる。結果として、私の会社は今のところ毎月約8万ユーロ(約1130万円)を稼いでいる。自分の報酬はその半分で、母の会社にいた頃と大差ない。

今までにいろんな国で掃除をしてきた。汚すぎると思った家は一軒もない。逆に、きれいすぎるのでお断りしたことはある。つまらないから。

最高に汚い家はフィンランドにあった。床が見えず、ネズミだらけで、思わず「ホラーハウス(戦慄の家)」とつぶやいてしまった。

真っ黒になった超不潔なバスルームの写真が送られてきたこともある。このときは「ウソでしょ、最高のバスルームね」と思った。写真を送ってきたのはスイスの人で、本当に困っていた。業者に頼んだら200万円以上かかると言われたそうで、私に救いを求めてきた。

最近の仕事で思い出すのは、スウェーデンのオリガという女性。交際相手に虐待され、流産したばかりで、健康問題も抱えていてほとんど動けないと言ってきた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ダラー・ゼネラルが売上高見通し上方修正、消費者の

ビジネス

市場参加者と丁寧に対話し適切な国債管理政策に努める

ワールド

マレーシア、中国がレアアース加工技術で支援提供へ

ビジネス

午前の日経平均は反落、手掛かり難で小動き 個別物色
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ」とは何か? 対策のカギは「航空機のトイレ」に
  • 3
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 6
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 7
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 8
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 9
    米ロ首脳会談の後、プーチンが「尻尾を振る相手」...…
  • 10
    自らの力で「筋肉の扉」を開くために――「なかやまき…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 8
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 9
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中