最新記事

ドイツ

活動家らと衝突した警官たち、泥濘にはまる 抜け出せず「バタバタ」──その哀れな姿が話題に

Video of Police Stuck in Mud During German Mine Protest Viewed 2.2M Times

2023年1月16日(月)18時40分
アンダース・アングルシー
泥濘

(写真はイメージです) Akchamczuk-iStock

<活動家らの排除に乗り出すも、泥濘にはまり動けなくなった警官たち──その哀れな姿が撮影され、SNS上で拡散されている>

鉱山開発に反対する環境活動家たちと衝突した際に、泥濘にはまり身動きが取れなくなった警官。その様子を収めた動画がネット上で話題となっている。

【動画】泥濘にはまった警官たちの哀れな姿

動画はTwitterユーザーの@_maxgrangerが1月14日に公開。ドイツ西部のリュツェラート村で、活動家らの排除に乗り出した警官たちが泥濘から必死に抜け出そうとしている様子を映し出している。

動画からは、数人の警官が泥沼から脱出し、同僚たちが並ぶ列に戻ろうとしている姿が見て取れる。動画の後半では、僧侶のような格好をした人物が警官の一人を泥沼に押し倒す。

この動画はTwitterに投稿されて以来、900万回以上再生され、約8万件の「いいね」を獲得。リュツェラート村での抗議活動に関する動画は、この他にも多く公開されている。

環境活動家らは、鉱山拡大を目的としたリュッツェラートの廃村に抗議するために、集まっていた。著名活動家のグレタ・トゥーンベリも訪れており、その際には以下のように話していた。

「気候ストライキ第230週。私たちは今、炭鉱拡張のために取り壊される恐れのあるドイツの村、リュッツェラートにいます。人々は何年も抗議を続けてきました。明日の12時にここで、もしくは地元の抗議活動に参加し、リュッツェラートの廃村撤回を要求してください!」

だが一方で、雨が続いていたため「転倒事故を起こす可能性がある」と地元警察は警告。以下のように説明していた。

「採掘場や解体現場は、ここ数日の雨の影響を特に受けています。安全な距離を保ち、鉱山には立ち入らないようにしてください。転倒事故を起こす可能性が高いです」

ニューズウィーク日本版 日本人と参政党
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月21日号(10月15日発売)は「日本人と参政党」特集。怒れる日本が生んだ参政党現象の源泉にルポで迫る。[PLUS]神谷宗弊インタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場・序盤=反落、米中貿易戦争巡る懸念で 

ビジネス

日本の経済成長率予測を上げ、段階的な日銀利上げ見込

ビジネス

今年のユーロ圏成長率予想、1.2%に上方修正 財政

ビジネス

IMF、25年の英成長見通し上方修正、インフレ予測
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由とは?
  • 3
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 4
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃を…
  • 5
    車道を一人「さまよう男児」、発見した運転手の「勇…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 8
    連立離脱の公明党が高市自民党に感じた「かつてない…
  • 9
    あなたの言葉遣い、「AI語」になっていませんか?...…
  • 10
    1歳の息子の様子が「何かおかしい...」 母親が動画を…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 10
    トイレ練習中の2歳の娘が「被疑者」に...検察官の女…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中