最新記事

未解決事件

ジョンベネの殺害・児童5人の失踪──多くが未解決、クリスマスに起こった5件の悲劇的事件

The Five Christmas Mysteries That Have Stunned Authorities

2022年12月20日(火)18時25分
モーリー・ミッチェル

2021年、ノーサンブリア警察はこの事件を再調査。イアン・シャープ刑事部長は『Chronicle Live』に、チームが2271人への聞き取りを実施し、903人から証言を得て、1796件の追跡調査を行ったと述べた。その際に、シャープは以下のように語っていた。

「ポールがなぜ殺されたのか。あらゆる可能性を考慮すべきだ。この殺人は綿密に計画されており、単独犯によるものとは極めて考えにくい。少なくとも2人、場合によってはそれ以上の人間が関与している可能性が高い」

3. ジョンベネ殺害事件

1996年のクリスマス当日、6歳のジョンベネ・ラムジーがコロラド州ボルダーの自宅で死んでいるのが発見された。

ジョンベネの死体は、彼女が行方不明になったと報告されてから7時間後に身代金のメモと一緒に自宅の地下室で発見された。検死報告では「絞殺による窒息と脳挫傷」による殺人と断定されている。

当初、警察は両親であるジョンとパッツィーによる犯行を疑った。しかし、彼らを起訴するには証拠が不十分だった。そして2008年、2人の容疑は完全に晴れた。

警察は自宅に侵入した何者かによる殺人という説も唱えており、2003年にはジョンベネの服から身元不明の男性のDNAが発見された。

だが今日に至るまで、ジョンベネを殺した犯人は見つかっておらず、彼女の死は数多くのポッドキャスト、ドキュメンタリー、映画やテレビドラマの題材にされてきた。

2006年にはジョン・マーク・カーという男性がジョンベネを殺したと主張。しかしながら、カーと殺人を結びつける証拠は見つからなかった。

4. クリスマスツリーの女

1996年12月18日、バージニア州アナンデールにあるプレザント・バレー記念公園の墓地で、後に「クリスマスツリーの女」と呼ばれることとなる女性が、ビニールシートの上に横たわって死んでいるのが発見された。

彼女は60歳くらいと推測されたが、それ以上の情報はなく、身元は不明だった。

彼女の遺体のそばからはクリスマスツリー、テーププレーヤー、そして遺書が発見された。遺書には「自分の手で命を絶った...解剖はしないでほしい」などと書かれており、「Jane Doe」と署名されていた。

遺書には火葬を希望し、その費用を負担するよう書かれていた。死因は窒息死。捜査当局は彼女が自らの命を絶ったのだと考えた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米政府機関の一部が閉鎖、短期間の公算 予算案の下院

ビジネス

中国1月製造業PMIが50割れ、非製造業は22年1

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名

ワールド

焦点:トランプ政権、気候変動の「人為的要因」削除 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 6
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 7
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中