最新記事

NHL

NHLの試合中に大観衆の前でプロポーズした男性、断られる

2022年10月24日(月)20時00分
川口陽
キスカム

(写真はイメージです) simonkr-iStock

<祝福ムードに包まれたアリーナだったが......>

競技レベルの高さとエンタメ性を両立するアメリカやカナダのプロスポーツの試合には「キスカム」が付き物だ。これは競技のインターバル時間に行われる恒例の遊戯で、大スクリーンに映し出されたカップル客がキスを披露するというもの。(拒めばブーイングを浴びせられる)

この定番イベントで珍事件が発生した。

今月13日にUBSアリーナで行われたNHL(ナショナルホッケーリーグ)のニューヨーク・アイランダーズ対フロリダ・パンサーズの一戦で、カメラを向けられたとある男女が例に漏れず口づけを交わして観衆の期待に応えた。すると突如、BGMがブルーノ・マーズの「Marry You」に切り替わる。

驚く女性の隣で堂々とシャツを脱ぎ捨てた男性は通路に出ると、片膝をついて指輪を差し出した。胸には「PLZ SAY YES YES YES」と記されており、この日のために周到な準備をしてきたことがうかがえる。プロポーズだと理解した観衆も盛大にはやし立てるが、物語は期待された通りには進まなかった。

女性は彼の両手を握りしめて耳元で二言三言つぶやくと、あろうことか階段を駆け上がってどこかへ行ってしまったのだ。拍手を送っていた観客も思いもよらない展開に驚き、場内はどよめきに包まれた。

ソーシャルメディア上では演技ではないかと疑うコメントも見られるが、プロポーズ劇を間近で撮影していた観客のデイヴィッド・マーカス(@Davidmmarcus)はこれを否定する。マーカスによると、彼女の返事は「NO」で、席に戻った男性は2分間シャツを着ないまま涙を流していたという。

【動画】アリーナ中の声援を受けてプロポーズするも失敗

ニューズウィーク日本版 世界が尊敬する日本の小説36
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

中国国防相、「弱肉強食」による分断回避へ世界的な結

ビジネス

ブラックストーンとTPG、診断機器ホロジック買収に

ビジネス

パナソニック、アノードフリー技術で高容量EV電池の

ワールド

タイ、通貨バーツ高で輸出・観光に逆風の恐れ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    中国経済をむしばむ「内巻」現象とは?
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中